君とベビードール



「清水さー、酔いつぶれて意識なんてないのに、俺がキスして、その先までしようとしたら、『准さん、准さん。』って、呟くんだよ。」



なんかもー、戦意喪失って感じだったー。



自分のおでこに手を当てて、ぺちぺち叩く及川くん。



「そこまで清水に想われてたら、浮気なんて出来ないって。てか、もしその『准さん』が浮気なんてしてたら、俺が叩きのめす。」


両手の拳をぱきはき鳴らす及川くん。



「だからさー、早く行ってやりなよ。その『准さん』とこにさ。」



大丈夫だって!!景気づけにあたしの背中を叩いてくれた。
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