君とベビードール




「…君が作ったのなら、尚更心配だなぁ…。」


って、軽く失礼なことをおっしゃる……。




いいもん!いいもんっ!!美味しすぎて、びっくりするさ!!



タッパーの中身を小鍋に移して、火にかけて温めた。




白いスープボールに温めたミネストローネを注いで、口当たりが良いようにと選んだ木のスプーンと一緒に先生が寝ているベッドまで運んだ。




「先生、出来ましたよー。」



声をかけながら、スプーンを手渡した。




と……。
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