君とベビードール




「…わっ!!びっくりした~!!」



あたしを凝視している先生と、目があった。




「先生!いつから起きてたんですか?ってか、声を掛けてくれれば良かったのに!」




仰け反って、びっくりするあたしに、




「…10分くらい、前からかな…。ってか君は、僕より本が大事なんだね…。」




「……どっ!?先生が話してる最中に寝ちゃうからじゃ、ないですかっ!!」



「…あぁ。お陰で大分良くなったよ。ありがとう。」



目を細めた、先生。
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