もう一つ気になることも聞いてみていいかな。

「美乃さんと遊馬さんってどんな関係なんですか?」

「優貴は私の甥っ子なの。」

だから苗字も違うしあまり似てないんだ。
これも納得。


驚いた顔をしてうなづいた。
「そうなんですね。」

彼女はそうよ。と言って笑う。
わたしたちは和室に入り、机の上にはもうお菓子とジュースを用意されていた。

今日の話題はわたしが最近花言葉を調べるのにハマっていることだった。どんな花言葉が好きなのかとか、そんな話を何時間もした。

今日も5時くらいに帰る支度をする。

「誠ちゃん、春休み暇なときがあったらいつでも来てね。」

美乃さんからそう言ってもらえるのはとても嬉しいくて満面の笑みでうなづく。

「あとこの2週間くらい優貴もいるから、よかったらお菓子食べてあげて。」

「はい!お菓子はなんでも好きなので。」

そうわたしが答えると、美乃さんは苦笑いを浮かべて遊馬さんの悪い癖を教えてくれた。
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