もしかしたら、両親の対応によっては来られなくなるかもしれないと思い連絡先を聞いた。

「あと、連絡先教えてもらってもいいですか?」

「そうね。連絡先は知っておいたほうがいいわね。」

連絡先を交換する。
新しい友だちの名前が連絡先の中に表示されるのはなんだか嬉しく思う。

帰り支度を終えてお店を出たわたしは自転車を押しながら歩く。美乃さんが見えなくなるまで手を振った。
これからの2週間、結構な頻度で通うだろうなと思った。

今日は、余裕で家に着くことができた。
家に入って、一言お母さんに声をかけて2階にあがる。

そしてすぐに机にむかって、鍵をかけてある引き出しからノートを取り出すと絵を描いた。

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