あなたに、キスのその先を。
***
さすがに修太郎さんのお宅へお伺いしたことや、会議室でのあれこれは書かれていなかったけれど、それを見ると私が修太郎さんのそばで、どんなふうに一日を過ごしていたのかが手に取るように分かって。
というよりも――。
(まるでラブレターのようで照れてしまいますっ)
業務連絡のようにその日の出来事が箇条書きにしてあるのかと思って目を通し始めた私は、そこに綴られた修太郎さんの溢れてやまない私への愛情をひしひしと垣間見てしまって、照れてしまう。
改めて封筒の方を確認してみると、消印はキッチリ一週間ごとで。
「修太郎さん……筆まめさんですね」
照れ隠しに、内容については一切言及せずそうつぶやいたら、お父様に「日織、顔が赤いようだけど、感想は本当にそれだけかい?」と笑われてしまった。
さすがに修太郎さんのお宅へお伺いしたことや、会議室でのあれこれは書かれていなかったけれど、それを見ると私が修太郎さんのそばで、どんなふうに一日を過ごしていたのかが手に取るように分かって。
というよりも――。
(まるでラブレターのようで照れてしまいますっ)
業務連絡のようにその日の出来事が箇条書きにしてあるのかと思って目を通し始めた私は、そこに綴られた修太郎さんの溢れてやまない私への愛情をひしひしと垣間見てしまって、照れてしまう。
改めて封筒の方を確認してみると、消印はキッチリ一週間ごとで。
「修太郎さん……筆まめさんですね」
照れ隠しに、内容については一切言及せずそうつぶやいたら、お父様に「日織、顔が赤いようだけど、感想は本当にそれだけかい?」と笑われてしまった。