あなたに、キスのその先を。
言われてみればそうでした!
結局あのあとは、各々でもう一度ゆっくりお湯に浸かってから、だからと言って入浴後も先ほどの続きをすることもなく、ただ穏やかに二人一緒のお布団で眠りに就きました。
大好きな人の隣にいられるというのは、何て幸せなんでしょう。
目を開けばすぐ近くに修太郎さんのお顔が見えて……私はその度に桃色の吐息をついては頬を緩めます。
朝、彼よりほんの少し先に目覚めた私は、眠っていらっしゃる修太郎さんの唇に吸い寄せられるように触れています。柔らかい唇の感触に、夢じゃないと自覚してはうっとりです。
キスさせていただきたいな……と思いながらツツッと唇の間を撫でるように指先を動かしたら……その気配に目を覚まされた修太郎さんと、バッチリ目があってしまいましたっ。
「――っ? ……日織さん? おはようございます」
「あっ、おっ、おはよっござ、ぃますっ」
しどろもどろで挨拶を返しながら、慌てて手を引っ込めようとしたら、ニヤッと笑った修太郎さんに手首を掴まれてしまいました。
そのまま修太郎さんの口元に再度引き寄せられた私の手は、パクッと彼に指先を食《は》まれてしまい――。
ひゃー、ときめきが止まりませんっ。
大好きな人の隣にいられるというのは、何て幸せなんでしょう。
目を開けばすぐ近くに修太郎さんのお顔が見えて……私はその度に桃色の吐息をついては頬を緩めます。
朝、彼よりほんの少し先に目覚めた私は、眠っていらっしゃる修太郎さんの唇に吸い寄せられるように触れています。柔らかい唇の感触に、夢じゃないと自覚してはうっとりです。
キスさせていただきたいな……と思いながらツツッと唇の間を撫でるように指先を動かしたら……その気配に目を覚まされた修太郎さんと、バッチリ目があってしまいましたっ。
「――っ? ……日織さん? おはようございます」
「あっ、おっ、おはよっござ、ぃますっ」
しどろもどろで挨拶を返しながら、慌てて手を引っ込めようとしたら、ニヤッと笑った修太郎さんに手首を掴まれてしまいました。
そのまま修太郎さんの口元に再度引き寄せられた私の手は、パクッと彼に指先を食《は》まれてしまい――。
ひゃー、ときめきが止まりませんっ。