あなたに、キスのその先を。
「日織さんの腕、クリームを擦り込んだところから、食べてしまいたくなるような、美味しそうな香りがします」
甘いピーチの香りに包まれるそのクリームは、香りが良いだけではなく、塗った箇所をスベスベさせる効果もあって。桃好きの私にとってはとても魅力的なアイテムだった。
私の、クリームを塗り込めた腕に鼻を押し当てるようにして香りを吸い込まれると、修太郎さんは私の首筋にかかる髪の毛をお避けになられた。
あらわになったそこへもクリームをすり込んでいらして。
「やはり日織さんにぴったりです。お風呂上がりに、僕が全身に塗って差し上げますね」
髪をのけられたことで、首筋に修太郎さんの吐息が直接掛かって、くすぐったいようなゾクリとした快感が背中を突き抜ける。
「やっ、修……太郎さん、それ、くすぐったい、ですっ」
言えば、「気持ちいい、の間違いでしょう?」
意地悪く言われて、首筋にガブリと噛みつかれた。
甘いピーチの香りに包まれるそのクリームは、香りが良いだけではなく、塗った箇所をスベスベさせる効果もあって。桃好きの私にとってはとても魅力的なアイテムだった。
私の、クリームを塗り込めた腕に鼻を押し当てるようにして香りを吸い込まれると、修太郎さんは私の首筋にかかる髪の毛をお避けになられた。
あらわになったそこへもクリームをすり込んでいらして。
「やはり日織さんにぴったりです。お風呂上がりに、僕が全身に塗って差し上げますね」
髪をのけられたことで、首筋に修太郎さんの吐息が直接掛かって、くすぐったいようなゾクリとした快感が背中を突き抜ける。
「やっ、修……太郎さん、それ、くすぐったい、ですっ」
言えば、「気持ちいい、の間違いでしょう?」
意地悪く言われて、首筋にガブリと噛みつかれた。