あなたに、キスのその先を。
初めてのことばかりで、何が起こるか分からずに不安で堪らないはずなのに、そんな風に修太郎さんの口付けに翻弄されているうちに、頭の芯に紗がかかったみたいにボーッとしてしまう。
そんななか、唇を解放された私は……思わず追いすがるように彼の唇を追って……。気がつけば、ついでのようにちゃんと空気が吸い込めていた。
「日織さんの唇、桃の甘い香りがします。――とろけそうに柔らかくて……とても愛らしい」
そのくせ熱を孕んだ瞳で告げられた修太郎さんのその言葉に、私はにわかに恥ずかしくなって、両手で顔を覆った。
「隠さないで?」
途端、修太郎さんに手を掴まれて、そのままベッドに縫い止められてしまう。
はからず修太郎さんに押し倒される形になってしまった私は、眼前の彼から目が離せなかった。
そんななか、唇を解放された私は……思わず追いすがるように彼の唇を追って……。気がつけば、ついでのようにちゃんと空気が吸い込めていた。
「日織さんの唇、桃の甘い香りがします。――とろけそうに柔らかくて……とても愛らしい」
そのくせ熱を孕んだ瞳で告げられた修太郎さんのその言葉に、私はにわかに恥ずかしくなって、両手で顔を覆った。
「隠さないで?」
途端、修太郎さんに手を掴まれて、そのままベッドに縫い止められてしまう。
はからず修太郎さんに押し倒される形になってしまった私は、眼前の彼から目が離せなかった。