俺のボディガードは陰陽師。〜第七幕・悪魔の愛〜

……なずなは忙しいから、まさか俺との会う時間を作ってくれるなんて。誘ってくれるなんて、そんなことは思わなかったのだ。

気を遣ってくれたことも、なお嬉しい。



明日、また会える。

喜びを噛み締めながらその続きを読むと、どうやらヤツは明日の午前中に学校へ顔を出すらしい。

先生と会っていろいろ手続きを進め、次の登校日を決める。授業には出ずにすぐに帰宅するそうだ。

で、午後は何の予定もなくずっと家にいる予定。



家に……行っていいの?



もちろん明日家に行きます。と、その旨を返答する。

すると《じゃあまた明日、待ってる》と、無駄のない返事が返ってきた。



《また明日》



その一言に、何とも言えない安心感でいっぱいになる。

その一言は、しょぼくれていた俺の心を、こんなにも幸せな気持ちにさせる。



……明日が、約束されている。

今までは、なずながいつ日本に帰ってくるかなんて、未来が何とも曖昧で不安な日々だった。

未来が確約されていることは、こんなにも嬉しいものなのだ。



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