俺のボディガードは陰陽師。〜第七幕・悪魔の愛〜


「シマッピ先輩。もひとつ訊いてもいいですか」

「あぁ?何だ?」

「調子に乗ってんじゃねえぞ!このクソヤローが!ゴルァァ!」

質問しようとしただけで、調子に乗ってるとか言われた。

ちょっとご機嫌を悪くしたようだ。リサーチ甘かったからか?

もうゴルァァ聞いても、何の感動もないな。



でも、そんなちょっと不機嫌なシマッピ先輩に、俺は構わず質問をぶっ込む。

超絶爆弾投下だ。





「シマッピ先輩、女性をイカせたこと、あるんですか?」

「ああぁぁっ?!」

「んだと、このイケメンクソヤローがぁぁっ!」



予想通りのお怒りぶりだ。

凄い質問してしまったと、自分でも思う。

……だが、この質問をしたのには、思うところがあって。



「さっきも、なずなの感度が悪い云々話してましたが……ヤツ、そんなに感度悪くないっすよ」

「あぁっ?!何だてめえは、ゴルァァ!」

「それにヤツ、俺に抱かれて初めてイッ……げふげふ。いえ、初めて快感を経験したようで……ごほごほ。でも、開発したらすげえ……げふっ」

「何が言いてえんだゴルァァ!」

「シマッピが下手くそとでも言うつもりか、上等だゴルァァ!」

途端に周りが殺気まみれのゴルァァ大合唱となった。
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