俺のボディガードは陰陽師。〜第七幕・悪魔の愛〜
何でこんな明け透けな質問を投下してしまったのかというと。
まあ……さっきシマッピ先輩に告げた言葉の通りで。
経験があるにも関わらず、生娘同然の反応をするヤツを不思議に思い、ああ、余程下手くそな男との経験しかなかったのだなと思い。
イコール、シマッピ先輩は営みが下手くそなんだという……。
男女には体の相性ってものがある。
でも、それを差し引きしても、シマッピ先輩は床下手という結論に達してしまった。
だから、シマッピ先輩を一目拝んでおきたかった。
下手くそなくせに、NTRをする顔面凶器という、とってもレアで女性の敵ともいえる輩を。
やはり、顔面も中身も最悪な男だ。
なずながこんな男に抱かれたという過去が残念でならない。
そして、シマッピ先輩の中身が超最悪なので。
全人類女性の敵!今まで抱いた全ての女性に謝れ!
と、叫びたいのですよ。
だが、明け透けな爆弾投下をしてしまった俺。
もちろん、シマッピ先輩とその他の不良はご立腹となるわけで。
「てめえ、シマッピをコケにするとはいい度胸だゴルァァ!」
「シマッピをバカにするってことは、俺ら全員バカにしてるっつーことだぞゴルァァ!」