生徒会室で甘い、秘密の時間
“殺人未遂犯”....!!


咄嗟に千隼の手を振り払った。


傘が落ちて雨が直撃する。


違う....!


会長先輩はそんな人じゃっ....!


私の好きな人だよ!?


悔しい....。


そして千隼の頬を濡れた手で思いっきり叩く。


「なんなのっ、なんなのっ。
知りもしないくせに!どれだけ会長先輩が優しくて生徒を想ってて....。

千隼がこんなヤツだとは思わなかった」


雨が私の髪の毛を湿らせていく。


感情を爆発させちゃった....。


通行人が私たちのことを何事かと見てる。
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