生徒会室で甘い、秘密の時間
「あと。その結果が悪かった場合、退学も有り得るそうだ」


「たい、がく....」


高校中退ってこと。


それはなんとしてでも避けたい。


こんなことお母さんに言ったら殴られる、いや殺されるだろう。


「宇佐美。先生は生徒会に教われば大丈夫だと思っている」


「はい」


「生徒会は優秀だからな。
だから頑張れ。いや、生徒会と頑張ってこい」


先生の話し方には真剣さが伝わってきた。


私も頑張らないと。


「失礼しました...」


職員室のドアを閉めて出るとすぐに階段をかけあがる。
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