幼馴染との恋!?~幼なじみの甘い溺愛~
「楽しみねー!」

莉子ちゃんも私と同じことを考えていたのか、そう発言した。

「うん!美味しそうだったから楽しみ……!」

ーブーブーブー

「あ、電話。ごめん」

そう言って席を立った海斗くん。

「誰からだろう……」

女の子……だったら……。


そ、そんな嫉妬深いこと思っちゃダメだよ!

「あいちゃん、そんな心配しなくて大丈夫だって〜あいつのことだから、浮気はないよ」

莉子ちゃんの言うことは不思議と説得力がある。

「そう、だよね!」



「きゃあ〜!イケメンがいる!!!!」

「えっ……本当だ〜!かっこいい〜!!」

「ねー今暇ー?」



外が騒がしくて、目を向ける。

海斗くんがナンパされてる!!!


「あーナンパされてるわー。あいつはもてるねー」

「……」

「嫌なんでしょ?行ってきたら?さっきみたいにさ」

「……」

さっき、みたいに……。

でも……できない。

今も……胸が苦しい。だけど……自分の気持ちで動いちゃダメだ。

……海斗くんのことだから。
私が止めたらダメだ。迷惑かもしれない。

それに……麗奈さんは優しいかったけど……違うかもしれない。

「……不安そうなの、顔に出てるよ?」

「え?」

顔……に?

「私が着いて行こうか?」

「……え?そ、そんな……!悪いよ!!」

「いーよ!大丈夫だから!あいつらから海斗を取り返せ!」

心強い言葉に安心してしまう。

「うん!ありがとう!」

「うん!よーし。取り返そー!」
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