私のおさげをほどかないで!
***
「凜子、苦手なものとか食えないものとか、ある?」
聞かれて、私はフルフルと首を横に振った。
幼い頃からアレルギーなどに悩まされることもなく、母から満遍なく色んな物を食べさせてもらったからか、幸いにして私には嫌いな食べ物がない。
でも逆に、すごく好きなものもなくて面白味がないなって思っていたりもするのだけれど。
「そっか。じゃあさ、雨宮にテキトーに見繕ってもらうんでいい?」
言いながらも、「あ、お品書き、見る?」って聞いて下さる奏芽さんは、やっぱり大人の男性だなって思ってしまった。
優柔不断で無知な私が困らないよう、さり気なくこれがいいかも?と提案して下さいつつも、それとは他に、何か欲しいものがあれば、という配慮も決して忘れたりしない。
「凜子、苦手なものとか食えないものとか、ある?」
聞かれて、私はフルフルと首を横に振った。
幼い頃からアレルギーなどに悩まされることもなく、母から満遍なく色んな物を食べさせてもらったからか、幸いにして私には嫌いな食べ物がない。
でも逆に、すごく好きなものもなくて面白味がないなって思っていたりもするのだけれど。
「そっか。じゃあさ、雨宮にテキトーに見繕ってもらうんでいい?」
言いながらも、「あ、お品書き、見る?」って聞いて下さる奏芽さんは、やっぱり大人の男性だなって思ってしまった。
優柔不断で無知な私が困らないよう、さり気なくこれがいいかも?と提案して下さいつつも、それとは他に、何か欲しいものがあれば、という配慮も決して忘れたりしない。