私のおさげをほどかないで!
そういえば私、肝心なことを奏芽さんに言えてなかった。
「奏芽さん……私……さっきのぶちゃんに……」
のぶちゃんの名前を出した瞬間、奏芽さんの身体がピクッと反応して――。
私は、自分が思っている以上に奏芽さんがのぶちゃんのことを気にしているのだと思い知らされた。
だったら尚の事、ちゃんと言わなきゃいけない。
「――のぶちゃんとはお付き合い出来ませんって……そう……伝えたんです」
それで抱きしめられたりするハプニングはあったけれど……でも、最後にはちゃんと納得してくれた。
「奏芽さん。あの……。さっき仰った諸々に片がついたので……その……わ、私を――奏芽さんの……彼女に、して……ください、ますか?」
身じろぐようにして、身体を少し奏芽さんから離すと、私は彼のシャツの胸元をギュッと掴んで奏芽さんを見上げる。
「私、奏芽さんが……好きです」
「奏芽さん……私……さっきのぶちゃんに……」
のぶちゃんの名前を出した瞬間、奏芽さんの身体がピクッと反応して――。
私は、自分が思っている以上に奏芽さんがのぶちゃんのことを気にしているのだと思い知らされた。
だったら尚の事、ちゃんと言わなきゃいけない。
「――のぶちゃんとはお付き合い出来ませんって……そう……伝えたんです」
それで抱きしめられたりするハプニングはあったけれど……でも、最後にはちゃんと納得してくれた。
「奏芽さん。あの……。さっき仰った諸々に片がついたので……その……わ、私を――奏芽さんの……彼女に、して……ください、ますか?」
身じろぐようにして、身体を少し奏芽さんから離すと、私は彼のシャツの胸元をギュッと掴んで奏芽さんを見上げる。
「私、奏芽さんが……好きです」