私のおさげをほどかないで!
誓いのキス
※凜子視点に戻ります。
私が生まれ育った町で、奏芽さんと2人、お母さんから頼まれた買い物をするのはとっても不思議な気分だった。
私という人間を形成する欠片のひとつを、大好きな奏芽さんに知ってもらうのは恥ずかしいような、でも何だか嬉しいような、どこかくすぐったい感じがして……。
ほわほわとしたシャボン玉のような夢心地なその時間は、私にとってとても掛け替えのないものになったの。
奏芽さんも、同じことを思ってくださったみたいで、「凜子がこの町でどんな風に生活していたのか垣間見ることが出来て、何かすげぇ得した気分だわ」って頭を撫でてくださって。
私という人間を形成する欠片のひとつを、大好きな奏芽さんに知ってもらうのは恥ずかしいような、でも何だか嬉しいような、どこかくすぐったい感じがして……。
ほわほわとしたシャボン玉のような夢心地なその時間は、私にとってとても掛け替えのないものになったの。
奏芽さんも、同じことを思ってくださったみたいで、「凜子がこの町でどんな風に生活していたのか垣間見ることが出来て、何かすげぇ得した気分だわ」って頭を撫でてくださって。