私のおさげをほどかないで!
1階部分はお菓子屋さんが経営しているホテルらしく、ケーキ屋さんとカフェが空間を二分するように配されていて、ケーキ屋さんのほうはガラス張りのショーケースに、色とりどりの美味しそうなケーキが並んでいた。
カフェとケーキ屋さんの間を通過するように、カラフルなモザイクタイルの上、レッドカーペットが入り口から真っ直ぐ突き当たり――フロントに向かって伸びている。
それに導かれるように、奏芽さんとふたりチェックインを済ませた。
荷物を持ってくださったベルボーイさんの案内の元、エレベーターで最上階の一室へ向かう。
その道すがら、このホテルについての施設案内など大まかな説明を受けたの。
その中で語られた〝ウェルカムサービス〟が何だかとても新鮮な気がして面白くて……。
このホテルがお菓子屋さんの経営するホテルなのだというのを強く感じさせられたの。
それで私、早くお部屋へ荷物を置いて、奏芽さんと一緒に階下に降りたいな、と子供みたいにワクワクしてしまった。
なのに――。
カフェとケーキ屋さんの間を通過するように、カラフルなモザイクタイルの上、レッドカーペットが入り口から真っ直ぐ突き当たり――フロントに向かって伸びている。
それに導かれるように、奏芽さんとふたりチェックインを済ませた。
荷物を持ってくださったベルボーイさんの案内の元、エレベーターで最上階の一室へ向かう。
その道すがら、このホテルについての施設案内など大まかな説明を受けたの。
その中で語られた〝ウェルカムサービス〟が何だかとても新鮮な気がして面白くて……。
このホテルがお菓子屋さんの経営するホテルなのだというのを強く感じさせられたの。
それで私、早くお部屋へ荷物を置いて、奏芽さんと一緒に階下に降りたいな、と子供みたいにワクワクしてしまった。
なのに――。