私のおさげをほどかないで!
「奏芽さんっ、ヤ、ですッ。そこ、……汚、いっ」

 ややして若干後者が(まさ)った私は、ビクビクと身体を震わせながらも、必死にやめて欲しいと言い募った。

 どうしようもなく恥ずかしいのに気持ちいいとも思ってしまう自分が浅ましく思えて、ギュッと目を閉じたらポロリと戸惑いの涙がこぼれ落ちた。

 やっとの思いで奏芽さんの濡れた髪を鷲掴(わしづか)むようにして掻き乱しながらイヤイヤをする私に、

「凜子のココ、汚くなんかねぇし……好きな子のを舐めたいって思うのは男の(さが)だから。――観念して許せよ」

 とか。

 許せと言われても……無理ですっ。
 断固拒否しますっ。

 そう言いたいのに。

 奏芽さんはまるでそれを言わせたくないみたいに彼からの刺激でぷっくりと勃ち上がったソコをやんわり舌先で押しつぶすみたいに舐め転がして。

「あ、ぁっん……、い、やぁっ」

 その一際強い刺激に突き動かされたように、下腹部がキュンとして、谷間からトロリと蜜が流れ落ちたのが分かった。
< 464 / 632 >

この作品をシェア

pagetop