私のおさげをほどかないで!
奏芽さん、10時には迎えに来てくださるっておっしゃってた。
暑いし、ちゃんと玄関まで迎えに行くから、外に出たりせず、おとなしく家の中で待ってて?って言われたけれど、車を駐車することを考えると、私、やっぱり外にいた方がいい気がする。
時計を見ると9時55分。
服のことでうだうだ悩むより、奏芽さんにご迷惑をお掛けしないようにする方が大事だ!
そう思った私は、そのままの格好で、いそいそと家を飛び出した。
部屋を飛び出してソワソワと小走りになったところで、階段を上がってきた奏芽さんとかち合ってしまった。
「ひゃっ」
思わず後ろに仰け反って、バランスを崩し掛けたところを、ギュッと腕を掴まれて助けられて。
立ち位置的に言ったら、階段にいた奏芽さんの方が危なかったのに私ってば何やってるの!
暑いし、ちゃんと玄関まで迎えに行くから、外に出たりせず、おとなしく家の中で待ってて?って言われたけれど、車を駐車することを考えると、私、やっぱり外にいた方がいい気がする。
時計を見ると9時55分。
服のことでうだうだ悩むより、奏芽さんにご迷惑をお掛けしないようにする方が大事だ!
そう思った私は、そのままの格好で、いそいそと家を飛び出した。
部屋を飛び出してソワソワと小走りになったところで、階段を上がってきた奏芽さんとかち合ってしまった。
「ひゃっ」
思わず後ろに仰け反って、バランスを崩し掛けたところを、ギュッと腕を掴まれて助けられて。
立ち位置的に言ったら、階段にいた奏芽さんの方が危なかったのに私ってば何やってるの!