私のおさげをほどかないで!
私の携帯番号にしてもそうだけれど、奏芽さんは長い数字の羅列も、基本的に1度見ただけで憶えてしまう。そういうシーンに出会うたび、奏芽さんって本当頭いいんだな。お医者さんしてるのも納得だなって実感してしまうの。
「そういえば頭使うとさ、糖分が必要になるんだってよ」
またしても私の考えを見抜いたみたいに奏芽さんがつぶやいて。
「俺、そのつもりはないけど結構あれこれ考えてんのよ。だからじゃね? 甘いの割と好きだぜ?」
その声に、私は思わず「えっ!?」って声と共に彼の顔を見上げてしまった。
私、考えてたこと、口に出してしまってた?
思ったけど、さすがにそれはない、よね?
「何で分かったの?って顔してるけど……。俺、凜子の思考回路は結構把握してるからな?」
現状で、クスクス笑われてそう付け加えられたら、言葉にしなくても本当に考えがダダ漏れになっているのかも?って思って恥ずかしくなる。
「そういえば頭使うとさ、糖分が必要になるんだってよ」
またしても私の考えを見抜いたみたいに奏芽さんがつぶやいて。
「俺、そのつもりはないけど結構あれこれ考えてんのよ。だからじゃね? 甘いの割と好きだぜ?」
その声に、私は思わず「えっ!?」って声と共に彼の顔を見上げてしまった。
私、考えてたこと、口に出してしまってた?
思ったけど、さすがにそれはない、よね?
「何で分かったの?って顔してるけど……。俺、凜子の思考回路は結構把握してるからな?」
現状で、クスクス笑われてそう付け加えられたら、言葉にしなくても本当に考えがダダ漏れになっているのかも?って思って恥ずかしくなる。