私のおさげをほどかないで!

あとがき

赤ちゃんが生まれた時、母親って…とかく何でもかんでも背負(しょ)いこんでしまいがち、ですよね。

お父さんがいて、お母さんがいて…それで初めて赤ちゃんは誕生してこられるのに…何故か赤ちゃんのお世話はお母さんの仕事。
お父さんがお世話するときには〝手伝ってあげている〟みたいな風潮が漂う。

そんな風になってしまっているお宅も多かったんじゃないかなって思います。

でも、違うんじゃないかなと思うんです。

父親も母親同様赤ちゃんにとっては実の親なわけですし、「お世話をしてあげてる」という感覚で赤ちゃんの面倒を見るパパさんって、どうも好きになれません。(それでも手を出してくれるだけマシかも知れませんが)

私、「(いく)メン」って言葉も勘違い男を助長する気がしてあまり好きではないんですよね。
母親のことを「(いく)ウーメン」なんて言わないでしょう?って思っちゃう。
父親なんですから、お母さんと一緒に協力して赤ちゃんを育てるのは当然だと思うのです。

おしっこは大丈夫だけど、うんちのオムツは汚くて替えられない。
そんな記事を見るにつけその男、馬鹿なの?って思います(^◇^;)
↑うちの旦那は大であろうと小であろうと嫌がらずにちゃんと替えてくれました。
それを、特筆するに値しない当たり前のことだと思ってくれていたようです。
この人と結婚して良かったってしみじみするのは、きっと…そういう細々とした日々の積み重ねなんですよね。


今回奏芽(かなめ)の言動で一番気をつけたのは、奏芽(かなめ)の言葉が凜子(りんこ)に「俺が手伝って〝やる〟よ」と聞こえないようにすること、でした。

私は奏芽(かなめ)のこと、自分は仕事をして帰ってきているのだから、拓斗(タクト)の面倒を見るのは凜子(りんこ)の仕事だなんて押し付けるような男に育てた覚えはないのです(笑)。←いや、育てたのは鳥飼(とりかい)家のパパ・ママですが(笑)。

鳥飼(とりかい)家の長男として生まれた奏芽(かなめ)は、実の音芽(いもうと)に対する愛情表現こそひねくれていて下手くそでした(笑)が、基本的には優しくて面倒見がいい男です。

それはずっと変わらず根底にあって…音芽(おとめ)以外には割とそれをちゃんと出せる男でもあります。
そう、音芽(おとめ)以外には(笑)。←音芽(おとめ)よ、許せ(笑)。(気に入ってる相手ほど意地悪したくなる、典型的な男子ぃ〜でもあります、奏芽(かなめ)…笑。ので、凜子(りんこ)のことも最初は結構面白がってからかっていました…🤣)


つぶやきでも書いたのですが、うちの溺愛男たちの中で、夫として…また、父親として一番推したいのは奏芽(かなめ)だったりします🤣

小児科医でもありますし、きっとすっごく頼れるパパです。
奏芽(かなめ)凜子(りんこ)夫妻は、温和(はるまさ)音芽(おとめ)夫婦と違って、拓斗(タクト)は1人っ子にはならないだろうな、とも思っています。←ん?(笑)

少しでも楽しんで頂けたなら光栄です。

     鷹槻(たかつき)れん(2021/03/23)
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