日向ぼっこ

ぽかぽかの陽だまりができてる
わたしの2番目に好きな場所。

「あったかい?」

大好きな背中に声をかける。
聞こえてないのなんて
そんなの毎回だから分かってる。


「りょうちゃん」
「おっ!ちょっ…!」

怒られることも分かってて
もぐり込む!

嫌々そうな顔で
イヤホン外す彼

「もうちょいだけ待ってて」

可愛い顔でお願いされたら
しょうがないよね…

彼は返事を待たずに
イヤホンつけて集中する

私が口を尖らせてるなんて
知ったこっちゃない。
こういう時は
隣で彼の服の裾掴んで丸くなって寝転ぶ






「あきちゃん?」

ほっぺたツンツンしてくる彼

すでに空は茜色に染まりかけている
寒くないようにブランケットが
掛かっていた。

「終わった?」
「ごめんね、おいで」

くしゃっとした笑顔で
手を開いて招いてくれる。

わたしの1番好きな場所。
寒くても日向みたいに
すごくあったかくて落ち着く場所


「今日はどこにも行けなかったから
明日はお出かけしようね。」

「うん。楽しみにしてる!」




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