初恋=人気俳優
終業後、訪室した。
「今日もありがとうございました。明日は、検査頑張って。良ければ、ごはん始まるかも。」
「明日休み?」
「いや、夜勤。」
「そっか、じゃあ、夕方待ってるね。」
「では。」
『待ってるねとかやめて。ドキドキが止まらない。』
彼のことが好きなのは、今でも変わらない。
高校や専門時代に彼氏を作っても、全然乗り気じゃなかったのは、初恋をずっと忘れられずにいたからだった。
帰ってから、昔、最後にもらったヘアピンを見た。
懐かしかった。今、目の前にいる。
『このまま、退院して、さよならでいいのか?でも、相手は人気俳優。どうしようもできない。』
ネットで、『RYOTA』を検索した。
高校生の時にスカウトされて、芸能界に入り、数々のドラマ・映画に出ているらしい。
映画を見てみることにした。
私の知らない涼太くんがそこにいた。
『やっぱり、私には、無理だ。退院したら、会わないほうがいい。遠い存在なんだ。』
私は、諦めた。気持ちを押し殺すことにした。
「今日もありがとうございました。明日は、検査頑張って。良ければ、ごはん始まるかも。」
「明日休み?」
「いや、夜勤。」
「そっか、じゃあ、夕方待ってるね。」
「では。」
『待ってるねとかやめて。ドキドキが止まらない。』
彼のことが好きなのは、今でも変わらない。
高校や専門時代に彼氏を作っても、全然乗り気じゃなかったのは、初恋をずっと忘れられずにいたからだった。
帰ってから、昔、最後にもらったヘアピンを見た。
懐かしかった。今、目の前にいる。
『このまま、退院して、さよならでいいのか?でも、相手は人気俳優。どうしようもできない。』
ネットで、『RYOTA』を検索した。
高校生の時にスカウトされて、芸能界に入り、数々のドラマ・映画に出ているらしい。
映画を見てみることにした。
私の知らない涼太くんがそこにいた。
『やっぱり、私には、無理だ。退院したら、会わないほうがいい。遠い存在なんだ。』
私は、諦めた。気持ちを押し殺すことにした。