幸せな二人(運命の歯車 if)


びちびちびち!

私とふれあいたいという彼の希望にこたえるべく帰宅したあと、部屋で

あさめの水槽にうつした片口君に、私は手を伸ばした。

びちびちびち!

片口くんは嬉しさと息苦しさの両方でのたうち回っている。

「だ、大丈夫?」

「ゼェハァ。お前を、抱き締めたい」

かっこいい……
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