4人のお兄ちゃんは王子様!?
≪結衣side≫
気付けば15時を過ぎていた。
そろそろ夜のために何か作ろうかな。
私はキッチンへと向かった。
瑛「結衣もう具合いいのか?」
結「うん!もう大丈夫!心配かけてごめんね。」
瑛「別に心配なんてしてねーけど…」
そう言って目を逸らした瑛斗兄は少し照れてるようにも見えた。
結「今夜は何食べたい?お詫びになんか作るよ!!」
瑛「んー…唐揚げ。」
そこは素直に答えてくれるんだ。
なんか…可愛い。
そんな少しツンデレっぽいその姿に私は少し元気をもらえた気がした。
そして今夜の夕方はんを作り終わるとまたしても宴会が始まったのだった。
父「改めてあけましておめでとう!!」
お義父さんがそう言うと私たちはみんな「あけましておめでとう」と言って乾杯した。
今度こそちゃんとしたジュース!!
そして何故か太陽さんと近藤くんもいる。
それから私たちは色んな話をした。
お義父さんは色んな場所へ行き色んな経験をしているせいか色んな話の引き出しを持っているためすごくお話上手だ。
近「これ全部矢神が作ったの?」
突然隣に座っていた近藤くんが話しかけてきた。
結「うん。あ、でもみんなにも手伝ってもらったんだよ!」
近「料理上手なんだな。」
結「そんな事ないよ!」
太「こーら陽斗!結衣ちゃん口説くなよ?」
近「別に口説いてないし!!」
そんな話をして盛り上がった。
父「さーて!そろそろお年玉を渡そうか!」
結「おとし…?」
母「お年玉よ。あなたにはあげた事なかったもんね。ごめんね。」
結「お年玉?」
あぁ…テレビとか友達とかが話してるのを聞いた事はあるかも。
私の頭がハテナでいっぱいになっているとお義父さんは分厚い封筒を渡してきた。
結「これは?」
父「お年玉だ!!」
チラリとその封筒をみると中にはかなりの大金が入っているように見える。
結「こんなのいただけません!」
父「結衣は今16だろ?今までもらわなかった分あげたらこんなもんになるだろ!」
そう言ってハハハと笑うお義父さん。
いやいや…これ…100万円くらいあると思うけど…お金持ちって金銭感覚どうなってるのー!?
琉「じゃあ俺からも。」
秀「はい!結衣ちゃん。あけましておめでとう!」
太「はい!俺のもどーぞ。」
結「ありがとうございます…」
そして大人たちは同様に大雅兄や近藤くんにもお年玉を渡していた。
こんなに受け取ってもいいものなのだろうか…。
私はとても不安な気持ちと温かさで心がジーンと熱くなった。
大「え!!お前何泣いてんの!?」
結「とても…幸せすぎて…ごめんなさい。」
母「結衣…。」
結「私…誰かと一緒にご飯を食べるだけで幸せな事だと思ってた…。ここに来てから色んな幸せを知って…たくさん色々してもらってるのに…こんな大層な物いただいて良いのだろうかって思って……」
大「結衣は本当泣き虫だな。」
そう言って大雅兄は自分の服の袖で私の涙を拭ってくれた。
私を見てすごくシーンとなるその場の空気。
結「ごめんなさい。私のせいで場が白けてしまいましたね。ちょっと顔洗ってきます!!」
そう言って私は走って洗面所まで向かった。
すると後ろからやってきた大雅兄。
大「本当お前は手がかかる妹だな。俺がいなくなったらお前の涙を拭ってやれなくなるんだぞ?」
結「分かってる。もっと強くならないとね!大雅兄が安心して学んでこれるように。」
大「頼んだからな~!?」
結「ありがとう!じゃあ顔洗ってくる。」
そして私が洗面所から戻るとまたワイワイと飲み会が始められ、楽しいお正月を過ごしたのであった。
気付けば15時を過ぎていた。
そろそろ夜のために何か作ろうかな。
私はキッチンへと向かった。
瑛「結衣もう具合いいのか?」
結「うん!もう大丈夫!心配かけてごめんね。」
瑛「別に心配なんてしてねーけど…」
そう言って目を逸らした瑛斗兄は少し照れてるようにも見えた。
結「今夜は何食べたい?お詫びになんか作るよ!!」
瑛「んー…唐揚げ。」
そこは素直に答えてくれるんだ。
なんか…可愛い。
そんな少しツンデレっぽいその姿に私は少し元気をもらえた気がした。
そして今夜の夕方はんを作り終わるとまたしても宴会が始まったのだった。
父「改めてあけましておめでとう!!」
お義父さんがそう言うと私たちはみんな「あけましておめでとう」と言って乾杯した。
今度こそちゃんとしたジュース!!
そして何故か太陽さんと近藤くんもいる。
それから私たちは色んな話をした。
お義父さんは色んな場所へ行き色んな経験をしているせいか色んな話の引き出しを持っているためすごくお話上手だ。
近「これ全部矢神が作ったの?」
突然隣に座っていた近藤くんが話しかけてきた。
結「うん。あ、でもみんなにも手伝ってもらったんだよ!」
近「料理上手なんだな。」
結「そんな事ないよ!」
太「こーら陽斗!結衣ちゃん口説くなよ?」
近「別に口説いてないし!!」
そんな話をして盛り上がった。
父「さーて!そろそろお年玉を渡そうか!」
結「おとし…?」
母「お年玉よ。あなたにはあげた事なかったもんね。ごめんね。」
結「お年玉?」
あぁ…テレビとか友達とかが話してるのを聞いた事はあるかも。
私の頭がハテナでいっぱいになっているとお義父さんは分厚い封筒を渡してきた。
結「これは?」
父「お年玉だ!!」
チラリとその封筒をみると中にはかなりの大金が入っているように見える。
結「こんなのいただけません!」
父「結衣は今16だろ?今までもらわなかった分あげたらこんなもんになるだろ!」
そう言ってハハハと笑うお義父さん。
いやいや…これ…100万円くらいあると思うけど…お金持ちって金銭感覚どうなってるのー!?
琉「じゃあ俺からも。」
秀「はい!結衣ちゃん。あけましておめでとう!」
太「はい!俺のもどーぞ。」
結「ありがとうございます…」
そして大人たちは同様に大雅兄や近藤くんにもお年玉を渡していた。
こんなに受け取ってもいいものなのだろうか…。
私はとても不安な気持ちと温かさで心がジーンと熱くなった。
大「え!!お前何泣いてんの!?」
結「とても…幸せすぎて…ごめんなさい。」
母「結衣…。」
結「私…誰かと一緒にご飯を食べるだけで幸せな事だと思ってた…。ここに来てから色んな幸せを知って…たくさん色々してもらってるのに…こんな大層な物いただいて良いのだろうかって思って……」
大「結衣は本当泣き虫だな。」
そう言って大雅兄は自分の服の袖で私の涙を拭ってくれた。
私を見てすごくシーンとなるその場の空気。
結「ごめんなさい。私のせいで場が白けてしまいましたね。ちょっと顔洗ってきます!!」
そう言って私は走って洗面所まで向かった。
すると後ろからやってきた大雅兄。
大「本当お前は手がかかる妹だな。俺がいなくなったらお前の涙を拭ってやれなくなるんだぞ?」
結「分かってる。もっと強くならないとね!大雅兄が安心して学んでこれるように。」
大「頼んだからな~!?」
結「ありがとう!じゃあ顔洗ってくる。」
そして私が洗面所から戻るとまたワイワイと飲み会が始められ、楽しいお正月を過ごしたのであった。