4人のお兄ちゃんは王子様!?
≪琉生side≫
太「え!??結衣ちゃんに執事!???」
琉「あぁ。親父も大袈裟なんだよな。」
俺は昨夜のことを太陽に話した。
太「で?どんな人なの?」
琉「まだ会ってはないが…医師免許を持っているらしい。だからそいつが来たら引き継げってさ。」
太「じゃあ結衣ちゃんがここに来ることも無くなるのか。今日の検診来るんだよね?」
琉「うん。来なくなるかはまだわからないけど今日は来る予定だ。そもそも執事が来るのは大雅が出て行く春休み頃だからな。」
太「じゃあ俺も結衣ちゃんに会いに行かなきゃ会えなくなるのね。りょーかい!」
琉「別に会わなくてもいいんだけどな。」
太「たまには目の保養も必要だろ!」
琉「俺の妹を目の保養とか言うな。」
太「俺の妹…ねぇ。」
俺たちはそんな話をして朝のカンファレンスに向かった。
今日は結衣が月一の検診に来る日。
あと結衣が検診に来るのも2~3回だろう。
俺は執事が来ると言うことに対して不安しかなかった。
それから時が経ち、結衣が検診に来る時間になった。
診察室で待っていると入ってきた結衣。
結「お、お願いします…。」
琉「よく来れたな。」
結「大雅兄も一緒に来てくれたから…。」
そう言っている結衣はいかにも緊張をしていると言う顔だ。
太「結衣ちゃんやほー!」
結「あ、太陽さんこんにちわ!」
太「もー結衣ちゃんなんで俺だけさん付けなのー?俺も太陽お兄ちゃんって呼んでいいよっ!」
俺はそう言った太陽の頭を引っ叩いた。
琉「誰がお兄ちゃんだ。」
太「良いじゃん。独り占めすんなって。」
琉「してねぇよ。」
結「あはは。今日太陽さんテンション高いですね。」
太「いつもと変わらんよ~。よし。だいぶ緊張ほぐれてきたな。」
結「えっ?」
琉「今日入ってきた時いつも以上に緊張してる表情だったからな。」
結「それはだって…今日注射あるとか言うから……。」
太「じゃああるって分かっててちゃんと来れたんだー!偉いじゃん!!」
太陽は結衣の頭をわしゃわしゃっと撫でた。
そう。今日はあえて事前に知らせておいた。
これから俺らが診ることがなくなれば結衣もちゃんと向き合っていかなきゃいけなくなるだろうし。
琉「じゃ、まず診察からしていくな。」
結「う、うん。」
結衣は緊張はしていたものの、意外とすんなりと受けてくれた。
太「じゃあ注射も頑張ろうな。」
琉「準備はいいか?出来るだけ力抜いててな。」
俺がそう言うと結衣は
結「ちょっとだけ待ってっ!」
と言って深呼吸をはじめた。
結「目瞑っていてもいーい?」
琉「目瞑ると余計に痛みに敏感になるから太陽の馬鹿面でも見とけ。」
太「馬鹿面ってなんだよー!」
結「あははっ!」
太「結衣ちゃんも笑うなよー!」
琉「ほら。終わったぞ。」
結衣の気がそれた時を狙うとどうやら結衣は気がつかなかったようだ。
結「え?本当に?」
琉「よく頑張ったな。」
俺がそう言うと結衣は少し安心したような嬉しそうな顔をした。
注射を嫌がらなくなってきた結衣を見ると段々と大人になってきたんだなぁと少し結衣の成長を感じた。
太「え!??結衣ちゃんに執事!???」
琉「あぁ。親父も大袈裟なんだよな。」
俺は昨夜のことを太陽に話した。
太「で?どんな人なの?」
琉「まだ会ってはないが…医師免許を持っているらしい。だからそいつが来たら引き継げってさ。」
太「じゃあ結衣ちゃんがここに来ることも無くなるのか。今日の検診来るんだよね?」
琉「うん。来なくなるかはまだわからないけど今日は来る予定だ。そもそも執事が来るのは大雅が出て行く春休み頃だからな。」
太「じゃあ俺も結衣ちゃんに会いに行かなきゃ会えなくなるのね。りょーかい!」
琉「別に会わなくてもいいんだけどな。」
太「たまには目の保養も必要だろ!」
琉「俺の妹を目の保養とか言うな。」
太「俺の妹…ねぇ。」
俺たちはそんな話をして朝のカンファレンスに向かった。
今日は結衣が月一の検診に来る日。
あと結衣が検診に来るのも2~3回だろう。
俺は執事が来ると言うことに対して不安しかなかった。
それから時が経ち、結衣が検診に来る時間になった。
診察室で待っていると入ってきた結衣。
結「お、お願いします…。」
琉「よく来れたな。」
結「大雅兄も一緒に来てくれたから…。」
そう言っている結衣はいかにも緊張をしていると言う顔だ。
太「結衣ちゃんやほー!」
結「あ、太陽さんこんにちわ!」
太「もー結衣ちゃんなんで俺だけさん付けなのー?俺も太陽お兄ちゃんって呼んでいいよっ!」
俺はそう言った太陽の頭を引っ叩いた。
琉「誰がお兄ちゃんだ。」
太「良いじゃん。独り占めすんなって。」
琉「してねぇよ。」
結「あはは。今日太陽さんテンション高いですね。」
太「いつもと変わらんよ~。よし。だいぶ緊張ほぐれてきたな。」
結「えっ?」
琉「今日入ってきた時いつも以上に緊張してる表情だったからな。」
結「それはだって…今日注射あるとか言うから……。」
太「じゃああるって分かっててちゃんと来れたんだー!偉いじゃん!!」
太陽は結衣の頭をわしゃわしゃっと撫でた。
そう。今日はあえて事前に知らせておいた。
これから俺らが診ることがなくなれば結衣もちゃんと向き合っていかなきゃいけなくなるだろうし。
琉「じゃ、まず診察からしていくな。」
結「う、うん。」
結衣は緊張はしていたものの、意外とすんなりと受けてくれた。
太「じゃあ注射も頑張ろうな。」
琉「準備はいいか?出来るだけ力抜いててな。」
俺がそう言うと結衣は
結「ちょっとだけ待ってっ!」
と言って深呼吸をはじめた。
結「目瞑っていてもいーい?」
琉「目瞑ると余計に痛みに敏感になるから太陽の馬鹿面でも見とけ。」
太「馬鹿面ってなんだよー!」
結「あははっ!」
太「結衣ちゃんも笑うなよー!」
琉「ほら。終わったぞ。」
結衣の気がそれた時を狙うとどうやら結衣は気がつかなかったようだ。
結「え?本当に?」
琉「よく頑張ったな。」
俺がそう言うと結衣は少し安心したような嬉しそうな顔をした。
注射を嫌がらなくなってきた結衣を見ると段々と大人になってきたんだなぁと少し結衣の成長を感じた。