4人のお兄ちゃんは王子様!?
≪秀side≫
みんなで外食へ行った次の日は土曜日。
部屋にこもって来週の授業のプリントを作成しているとコンコンとノック音が聞こえ、部屋の戸を開けると結衣ちゃんだった。
秀「どうしたの?」
結衣ちゃんは教科書とノートを持っている。
結「あのね、宿題の事なんだけど…」
秀「分からないとこあった?おいで。」
俺は部屋へ招き入れると、机の上にあったノートパソコンを閉じて結衣ちゃんが持ってきた教科書とノートを見た。
結「この問題なんだけど…」
秀「あ、ここはね。この公式を当てはめるんだ。」
結「えっなんで?」
秀「んー…。じゃあ図を使って説明するね。」
俺はルーズリーフを取り出すと図を使って説明してみた。
結「あー…そーゆー事か。やっぱり難しい…。」
秀「結衣ちゃんは俺らと住むまで分からない問題とかどうしてたの?」
結「んーひたすら教科書読んだり…1問に何時間もかけてみたり……」
結衣ちゃんは淡々と答えた。
こんな可愛い顔して勉強方法めっちゃハード…。
でもそこまでしてでも諦めないのがすごい。
秀「ま、ここにいる限りは俺でも誰でもいいからいつでも聞いてよ。教えるからさ。」
結「うん。ありがとう!秀兄はとてもわかりやすいからすごく助かる!」
秀「そう言ってもらえると俺も嬉しいよ。残りの宿題も見てやろうか?」
結「大丈夫!自分でやってみて分からなかったらまた聞きにくるね!」
と言って立ち上がり部屋へ戻ろうとする結衣ちゃん。
俺はなんとなくもう少しだけ一緒に居たいと思ってしまった。
秀「分かった。ちなみに(2)の問題も間違えてたけど?」
結「え……。本当に??…………。やっぱりここでやってくーっ!」
俺のちょっとした意地悪に結衣ちゃんは恥ずかしそうな顔をしてそう言った。
やっぱりこの子は本当に可愛い。
大雅に懐いてるけど…たまには俺だって独り占めしたくもなる。
俺には勉強を教えてあげることくらいしか出来ないからせめてその時間だけでもと思ってしまう。
結衣ちゃんの勉強に集中している時、口を少し尖らせるクセがまた可愛らしい。
俺は出来るだけ見ないようにパソコンでプリント作りを続けた。
結「出来た!!あってる??」
終わったあとキラキラした目でこちらを見てくる結衣ちゃん。
秀「どれどれ~。んー…(2)のところやっぱり違うな~。ここ苦手?」
結「うん…。難しい。」
秀「じゃあ、もう一回一緒に解いて見ようか。」
俺はまた別の紙に書いてみせると結衣ちゃんはすんなり理解してくれ、問題を解くことが出来た。
結「やっと終わったー!秀兄ありがとう!」
秀「じゃあ最後……この問題解いて!」
結「え?これなんか難しい!」
秀「そりゃ応用だからな。」
俺がニヤリと笑みを浮かべてそう言うと結衣ちゃんは
結「秀兄の意地悪!!」
と頬を膨らませて言った。
そしてしばらくしてその問題を解か終えると結衣ちゃんは少し嬉しそうな顔でお昼ご飯を作りに行ってくれた。
みんなで外食へ行った次の日は土曜日。
部屋にこもって来週の授業のプリントを作成しているとコンコンとノック音が聞こえ、部屋の戸を開けると結衣ちゃんだった。
秀「どうしたの?」
結衣ちゃんは教科書とノートを持っている。
結「あのね、宿題の事なんだけど…」
秀「分からないとこあった?おいで。」
俺は部屋へ招き入れると、机の上にあったノートパソコンを閉じて結衣ちゃんが持ってきた教科書とノートを見た。
結「この問題なんだけど…」
秀「あ、ここはね。この公式を当てはめるんだ。」
結「えっなんで?」
秀「んー…。じゃあ図を使って説明するね。」
俺はルーズリーフを取り出すと図を使って説明してみた。
結「あー…そーゆー事か。やっぱり難しい…。」
秀「結衣ちゃんは俺らと住むまで分からない問題とかどうしてたの?」
結「んーひたすら教科書読んだり…1問に何時間もかけてみたり……」
結衣ちゃんは淡々と答えた。
こんな可愛い顔して勉強方法めっちゃハード…。
でもそこまでしてでも諦めないのがすごい。
秀「ま、ここにいる限りは俺でも誰でもいいからいつでも聞いてよ。教えるからさ。」
結「うん。ありがとう!秀兄はとてもわかりやすいからすごく助かる!」
秀「そう言ってもらえると俺も嬉しいよ。残りの宿題も見てやろうか?」
結「大丈夫!自分でやってみて分からなかったらまた聞きにくるね!」
と言って立ち上がり部屋へ戻ろうとする結衣ちゃん。
俺はなんとなくもう少しだけ一緒に居たいと思ってしまった。
秀「分かった。ちなみに(2)の問題も間違えてたけど?」
結「え……。本当に??…………。やっぱりここでやってくーっ!」
俺のちょっとした意地悪に結衣ちゃんは恥ずかしそうな顔をしてそう言った。
やっぱりこの子は本当に可愛い。
大雅に懐いてるけど…たまには俺だって独り占めしたくもなる。
俺には勉強を教えてあげることくらいしか出来ないからせめてその時間だけでもと思ってしまう。
結衣ちゃんの勉強に集中している時、口を少し尖らせるクセがまた可愛らしい。
俺は出来るだけ見ないようにパソコンでプリント作りを続けた。
結「出来た!!あってる??」
終わったあとキラキラした目でこちらを見てくる結衣ちゃん。
秀「どれどれ~。んー…(2)のところやっぱり違うな~。ここ苦手?」
結「うん…。難しい。」
秀「じゃあ、もう一回一緒に解いて見ようか。」
俺はまた別の紙に書いてみせると結衣ちゃんはすんなり理解してくれ、問題を解くことが出来た。
結「やっと終わったー!秀兄ありがとう!」
秀「じゃあ最後……この問題解いて!」
結「え?これなんか難しい!」
秀「そりゃ応用だからな。」
俺がニヤリと笑みを浮かべてそう言うと結衣ちゃんは
結「秀兄の意地悪!!」
と頬を膨らませて言った。
そしてしばらくしてその問題を解か終えると結衣ちゃんは少し嬉しそうな顔でお昼ご飯を作りに行ってくれた。