4人のお兄ちゃんは王子様!?
≪大雅side≫
それから琉兄、秀兄、瑛斗兄が病院まで来るのは早かった。
琉「大雅…良かったよ、本当に。」
秀「ずっと心配してたんだからね。」
瑛「バカが…。」
大「悪かった…心配かけて。」
結「でも良かった!!」
さっきまで泣いていた結衣は笑顔でそう言った。
瑛「誰かさんは大雅が起きなくて死にそうだったくせに起きた瞬間元気になりやがって。」
とチラリと結衣を見ながら言う瑛斗。
結「あはは…」
と困ったように笑う結衣。
秀「瑛斗だって毎日ソワソワしてただろ?」
それをフォローする優しい秀兄。
本当に俺は助かったんだ…。
そう実感した瞬間だった。
結「そういえば…今更疑問なんだけど…なんであの時あの場所に琉生お兄ちゃんと太陽さんいたの?」
秀「それは俺も思った。」
大「え!いたの?あの場所に?」
事故に遭ってすぐ気を失ってしまった俺は気付かなかった。
すると琉兄は突然動揺し始めた。
琉「いや!あれは太陽が……っ」
太「俺がなんだって?」
そう言って突然会話に入ってこようとするあたりが太陽くんらしい。
結「あ!太陽さん!」
琉「いや…」
結「なんで事故に遭った時2人とも居たのかなぁ~って話してたんです。」
結衣がそう言うと間が悪いような顔をした太陽くんは…
太「あ~…たまたま琉生と2人でデートしてたんだ!」
とニコリと笑った。
嘘ついていますって言っているような分かりやすい笑い方だ。
結「デ、デート!?それは…聞いてはいけない事を……」
そう言って焦り始める結衣。
大「結衣、騙されんな。嘘に決まってるだろ。」
俺がそう言うと太陽くんは笑い出した。
太「まぁまぁ。そーゆーことにしておいてくれればいいだろーよ。」
大「おおかた、結衣を心配した琉兄のためにたまたま休みだった2人が尾行してきたってとこだろ。」
太「はぁ…大雅は本当鋭いな。」
俺が推察すると太陽くんはため息をついてそう言った。
大「2人をこんだけ見てればそれくらい分かるわ。」
太「そんな抜け目が無いとそのうち彼女に嫌われるぞ。」
そう言ってわかりやすくニヤニヤしながら結衣と俺の顔を交互に見る太陽くん。
大「うるせっ!」
結「えぇ!大雅兄彼女出来たの!?」
心配そうにそう言う結衣に太陽くんは結衣の頭をポンポンと撫でると
太「大丈夫だよ。大雅は誰にも取られないからね。」
と言っていた。
大「勝手なこと言わないでよー」
と俺が言うとみんなが笑っていた。
そんな今までなら当たり前だったことが幸せに感じてしょうがない。
母さんに感謝しねぇとな。
それから琉兄、秀兄、瑛斗兄が病院まで来るのは早かった。
琉「大雅…良かったよ、本当に。」
秀「ずっと心配してたんだからね。」
瑛「バカが…。」
大「悪かった…心配かけて。」
結「でも良かった!!」
さっきまで泣いていた結衣は笑顔でそう言った。
瑛「誰かさんは大雅が起きなくて死にそうだったくせに起きた瞬間元気になりやがって。」
とチラリと結衣を見ながら言う瑛斗。
結「あはは…」
と困ったように笑う結衣。
秀「瑛斗だって毎日ソワソワしてただろ?」
それをフォローする優しい秀兄。
本当に俺は助かったんだ…。
そう実感した瞬間だった。
結「そういえば…今更疑問なんだけど…なんであの時あの場所に琉生お兄ちゃんと太陽さんいたの?」
秀「それは俺も思った。」
大「え!いたの?あの場所に?」
事故に遭ってすぐ気を失ってしまった俺は気付かなかった。
すると琉兄は突然動揺し始めた。
琉「いや!あれは太陽が……っ」
太「俺がなんだって?」
そう言って突然会話に入ってこようとするあたりが太陽くんらしい。
結「あ!太陽さん!」
琉「いや…」
結「なんで事故に遭った時2人とも居たのかなぁ~って話してたんです。」
結衣がそう言うと間が悪いような顔をした太陽くんは…
太「あ~…たまたま琉生と2人でデートしてたんだ!」
とニコリと笑った。
嘘ついていますって言っているような分かりやすい笑い方だ。
結「デ、デート!?それは…聞いてはいけない事を……」
そう言って焦り始める結衣。
大「結衣、騙されんな。嘘に決まってるだろ。」
俺がそう言うと太陽くんは笑い出した。
太「まぁまぁ。そーゆーことにしておいてくれればいいだろーよ。」
大「おおかた、結衣を心配した琉兄のためにたまたま休みだった2人が尾行してきたってとこだろ。」
太「はぁ…大雅は本当鋭いな。」
俺が推察すると太陽くんはため息をついてそう言った。
大「2人をこんだけ見てればそれくらい分かるわ。」
太「そんな抜け目が無いとそのうち彼女に嫌われるぞ。」
そう言ってわかりやすくニヤニヤしながら結衣と俺の顔を交互に見る太陽くん。
大「うるせっ!」
結「えぇ!大雅兄彼女出来たの!?」
心配そうにそう言う結衣に太陽くんは結衣の頭をポンポンと撫でると
太「大丈夫だよ。大雅は誰にも取られないからね。」
と言っていた。
大「勝手なこと言わないでよー」
と俺が言うとみんなが笑っていた。
そんな今までなら当たり前だったことが幸せに感じてしょうがない。
母さんに感謝しねぇとな。