4人のお兄ちゃんは王子様!?
≪結衣side≫
とりあえずご飯食べなきゃ。
私は少し人通りの多い道を歩いた。
そしてその通り沿いにあるファミレスへと足を運んだ。
貯金があるとはいえ、節約はしなくてはいけない。
私はご飯もので1番値段が低めのドリアを注文した。
へー。スープもついてくるんだ…。
私は熱々のスープを少し口にした。
だが……メガネが曇る…。
これはメガネあるあるなのだろうか。
私はメガネを外して拭いた。
そしてドリアを半分くらい食べるとお店を出た。
何かいいアルバイトないかなぁ…。
前やっていたアルバイトは大雅兄達にバレる可能性が高い。
ってなると新しいところしかないよね。
私は無料の求人誌を適当にもらうと裏路地に入り帰宅を急いだ。
すると後ろから声が聞こえてくる。
「みーつけた。」
その言葉に動揺した私は走り出した。
バレるにしては早すぎる。
それに…もうみんなに顔合わせなんて出来ない。
「待てよ!!」
そう言って腕を簡単に掴まれてしまった。
…でも振り向くと。
結「だ…だれ…?」
お兄ちゃん達でも太陽さんでも榊さんでもない知らない男の人。
「君…まだ学生でしょ?ダメだよ、学校にちゃんと行かないと。」
結「離してくださいっ!」
お兄ちゃん達にバレないように出来るだけ裏路地を通ろうとしたのが間違いだった。
「悪い子には罰を与えないとね…。」
そう言ってニヤリと笑う男の人。
気味が悪い笑い方だ。
まただ…。
私は普通になんて生きられない。
なんで私ばっかりこんな変な人に狙われるの?
でも…どうして…
メガネもしているのに…。
この人は元から私のことを知っていた人なの?
私は逃げようと必死になって抵抗したけど…やっぱり男の人の力には敵わない…。
こんな時大雅兄が居てくれたら…。
だめだ。何を考えているんだ私は…。
自分から離れようとしたくせに都合が良すぎるでしょ。
そんな事を考えていると男の人は私の手に持っていた求人誌をみた。
「なんだ…君仕事探してたの?僕と定期的にしてくれたら僕がお金をあげるよ。幸せにしてあげるよ。」
突然そんな事を言い出すその男の人。
違う。
ただただお金が欲しいわけじゃない。
もう誰にも迷惑かけずに…
誰にも頼らずに…
1人で生きていきたいだけ。
それだけなのに…。
なんでいつもこうなるのよ…。
もう嫌だよ。
全部諦めたい。
何もかもやめたい。
居なくなりたい。
もう限界だよ。
でも…死ぬなら最後にみんなにお礼くらい言いたかったな。
ごめんね。
「ふふっ観念したのかな?さあ、おいで…」
そう言ってくる男の人。
でも怖い。
結「助けて…大雅兄…」
「たいがにぃ?なんかのおまじないか?」
……そうだよ。来てくれるわけないんだ。
きっと大雅兄も私が急に居なくなったことを知って嫌いになったに違いない。
そもそもまだ入院してるわけだし。
終わった。
私の人生…。
この人に遊ばれて終わるんだ。
「その子…譲ってもらえねぇかな。俺の獲物なんだけど。」
結「……え?なんで……」
「走るぞ。」
そう言うと私の腕を強引に引っ張り走り出した。
結「ちょ……」
なんでいつも来てくれるの?
もう絶対顔を合わせたくないと思っていたのに…
また顔を合わせてしまった。
これじゃまた好きな気持ちが増しちゃうよ。
やっと忘れる決心が出来たのに。
大雅兄のばか…。
とりあえずご飯食べなきゃ。
私は少し人通りの多い道を歩いた。
そしてその通り沿いにあるファミレスへと足を運んだ。
貯金があるとはいえ、節約はしなくてはいけない。
私はご飯もので1番値段が低めのドリアを注文した。
へー。スープもついてくるんだ…。
私は熱々のスープを少し口にした。
だが……メガネが曇る…。
これはメガネあるあるなのだろうか。
私はメガネを外して拭いた。
そしてドリアを半分くらい食べるとお店を出た。
何かいいアルバイトないかなぁ…。
前やっていたアルバイトは大雅兄達にバレる可能性が高い。
ってなると新しいところしかないよね。
私は無料の求人誌を適当にもらうと裏路地に入り帰宅を急いだ。
すると後ろから声が聞こえてくる。
「みーつけた。」
その言葉に動揺した私は走り出した。
バレるにしては早すぎる。
それに…もうみんなに顔合わせなんて出来ない。
「待てよ!!」
そう言って腕を簡単に掴まれてしまった。
…でも振り向くと。
結「だ…だれ…?」
お兄ちゃん達でも太陽さんでも榊さんでもない知らない男の人。
「君…まだ学生でしょ?ダメだよ、学校にちゃんと行かないと。」
結「離してくださいっ!」
お兄ちゃん達にバレないように出来るだけ裏路地を通ろうとしたのが間違いだった。
「悪い子には罰を与えないとね…。」
そう言ってニヤリと笑う男の人。
気味が悪い笑い方だ。
まただ…。
私は普通になんて生きられない。
なんで私ばっかりこんな変な人に狙われるの?
でも…どうして…
メガネもしているのに…。
この人は元から私のことを知っていた人なの?
私は逃げようと必死になって抵抗したけど…やっぱり男の人の力には敵わない…。
こんな時大雅兄が居てくれたら…。
だめだ。何を考えているんだ私は…。
自分から離れようとしたくせに都合が良すぎるでしょ。
そんな事を考えていると男の人は私の手に持っていた求人誌をみた。
「なんだ…君仕事探してたの?僕と定期的にしてくれたら僕がお金をあげるよ。幸せにしてあげるよ。」
突然そんな事を言い出すその男の人。
違う。
ただただお金が欲しいわけじゃない。
もう誰にも迷惑かけずに…
誰にも頼らずに…
1人で生きていきたいだけ。
それだけなのに…。
なんでいつもこうなるのよ…。
もう嫌だよ。
全部諦めたい。
何もかもやめたい。
居なくなりたい。
もう限界だよ。
でも…死ぬなら最後にみんなにお礼くらい言いたかったな。
ごめんね。
「ふふっ観念したのかな?さあ、おいで…」
そう言ってくる男の人。
でも怖い。
結「助けて…大雅兄…」
「たいがにぃ?なんかのおまじないか?」
……そうだよ。来てくれるわけないんだ。
きっと大雅兄も私が急に居なくなったことを知って嫌いになったに違いない。
そもそもまだ入院してるわけだし。
終わった。
私の人生…。
この人に遊ばれて終わるんだ。
「その子…譲ってもらえねぇかな。俺の獲物なんだけど。」
結「……え?なんで……」
「走るぞ。」
そう言うと私の腕を強引に引っ張り走り出した。
結「ちょ……」
なんでいつも来てくれるの?
もう絶対顔を合わせたくないと思っていたのに…
また顔を合わせてしまった。
これじゃまた好きな気持ちが増しちゃうよ。
やっと忘れる決心が出来たのに。
大雅兄のばか…。