4人のお兄ちゃんは王子様!?
≪結衣side≫
私は瑛斗兄にお願いして朝早くから大雅兄のお見舞いに付き合ってもらった。
結「大雅兄……本当にごめんなさい!!」
大「え…。」
瑛「何驚いてんだよ。」
大「いや…昨日のお前はどこ行ったんだよ…」
口をあんぐりと開けて驚いている大雅兄。
私は昨日瑛斗兄と話してもっと変わらなきゃって思った。
私が心配かける側ではなくもっともっと頑張って心配かけないように生きなければ、と。
瑛「ま、いいじゃん。話くらい聞いてやれよ。俺仕事行かなきゃだから行くわ。」
結「瑛斗兄ありがとう!!」
そう言うと手をヒラヒラとして瑛斗兄は行ってしまった。
大「俺はいいとしても秀兄には謝ったのか?」
結「うん…。私…間違えてた。周りに迷惑ばかりかけ、何もできない私なんて…一緒にいる価値がないと思っていたの…。」
大「それは…そうだろうな。なんとなく分かっていたよ。」
私の頭をポンポンと撫でながらそう言ってくれる大雅兄。
大「で?お前はこれからどーすんの?」
結「もっともっと…立派になって、心配や迷惑かけないようになる。そして…もっとみんなのためにできる事を頑張る。」
大「いい心意気だな。でも…昨日の事は仕返しするまで許さねーかんな。」
結「ご、ごめんなさい…。」
私が慌てて謝ると大雅兄は笑った。
大「全くお前は本当に手のかかる妹だよ。俺…お前に言ってなかった事があったんだ…。」
結「言ってなかったこと?」
私が聞くと大雅兄は優しい顔になって話し始めた。
大「俺がずっと目が覚めなかった間…俺母さんに会ったんだ。信じてもらえねぇかもしれないけど。」
結「え?お母さんって亡くなった……?」
大「もしかしたら夢なのかもしれねぇけど…その時母さん言ってたんだ…」
結「何を?」
大「俺が死ぬのはまだ早い…とか。妹が待ってる…とか…。あと…」
結「あと?」
大「結衣と俺が…お似合いだとか……。幸せにしてやれ、とか?」
そう言うと大雅兄は顔を真っ赤にした。
大「って意味わかんねーよな!きっと俺夢でも見てたんだな!!」
笑ってごまかそうとする大雅兄。
でも夢だとしても、本当だとしても…
結「大雅兄のお母さん…。とても優しい人なんだね。」
私は嬉しかった。
こんなに傷つけてばっかなのに…。
私大雅兄に何もしてあげれてないのに…。
そんな私を受け入れてもらえた気がして…。
私は心の中で大雅兄のお母さんにそっと“ありがとう”と伝えた。
そして大雅兄と話を終え家に帰ると琉生お兄ちゃんが待っていたのだった…。
琉「遅かったな。」
結「大雅兄とたくさんお話してしまって…」
琉「そうか…。少し俺の部屋来てくれないか?話したい事があるんだけど…。」
結「…分かった。」
私は帰宅してすぐ琉生お兄ちゃんに呼ばれて琉生お兄ちゃんの部屋へと行った。
私は瑛斗兄にお願いして朝早くから大雅兄のお見舞いに付き合ってもらった。
結「大雅兄……本当にごめんなさい!!」
大「え…。」
瑛「何驚いてんだよ。」
大「いや…昨日のお前はどこ行ったんだよ…」
口をあんぐりと開けて驚いている大雅兄。
私は昨日瑛斗兄と話してもっと変わらなきゃって思った。
私が心配かける側ではなくもっともっと頑張って心配かけないように生きなければ、と。
瑛「ま、いいじゃん。話くらい聞いてやれよ。俺仕事行かなきゃだから行くわ。」
結「瑛斗兄ありがとう!!」
そう言うと手をヒラヒラとして瑛斗兄は行ってしまった。
大「俺はいいとしても秀兄には謝ったのか?」
結「うん…。私…間違えてた。周りに迷惑ばかりかけ、何もできない私なんて…一緒にいる価値がないと思っていたの…。」
大「それは…そうだろうな。なんとなく分かっていたよ。」
私の頭をポンポンと撫でながらそう言ってくれる大雅兄。
大「で?お前はこれからどーすんの?」
結「もっともっと…立派になって、心配や迷惑かけないようになる。そして…もっとみんなのためにできる事を頑張る。」
大「いい心意気だな。でも…昨日の事は仕返しするまで許さねーかんな。」
結「ご、ごめんなさい…。」
私が慌てて謝ると大雅兄は笑った。
大「全くお前は本当に手のかかる妹だよ。俺…お前に言ってなかった事があったんだ…。」
結「言ってなかったこと?」
私が聞くと大雅兄は優しい顔になって話し始めた。
大「俺がずっと目が覚めなかった間…俺母さんに会ったんだ。信じてもらえねぇかもしれないけど。」
結「え?お母さんって亡くなった……?」
大「もしかしたら夢なのかもしれねぇけど…その時母さん言ってたんだ…」
結「何を?」
大「俺が死ぬのはまだ早い…とか。妹が待ってる…とか…。あと…」
結「あと?」
大「結衣と俺が…お似合いだとか……。幸せにしてやれ、とか?」
そう言うと大雅兄は顔を真っ赤にした。
大「って意味わかんねーよな!きっと俺夢でも見てたんだな!!」
笑ってごまかそうとする大雅兄。
でも夢だとしても、本当だとしても…
結「大雅兄のお母さん…。とても優しい人なんだね。」
私は嬉しかった。
こんなに傷つけてばっかなのに…。
私大雅兄に何もしてあげれてないのに…。
そんな私を受け入れてもらえた気がして…。
私は心の中で大雅兄のお母さんにそっと“ありがとう”と伝えた。
そして大雅兄と話を終え家に帰ると琉生お兄ちゃんが待っていたのだった…。
琉「遅かったな。」
結「大雅兄とたくさんお話してしまって…」
琉「そうか…。少し俺の部屋来てくれないか?話したい事があるんだけど…。」
結「…分かった。」
私は帰宅してすぐ琉生お兄ちゃんに呼ばれて琉生お兄ちゃんの部屋へと行った。