4人のお兄ちゃんは王子様!?
≪結衣side≫
大雅兄と話して大雅兄が去った後、また少しした後ノック音が聞こえた。
琉「少しいいか?」
結「どうしたの?」
琉「大雅から聞いた。」
結「え?何を?」
私は瞬時に大雅兄が言ってた“顔色が悪い”と言うことかと思って心臓がバクバクした。
琉生お兄ちゃんや太陽さんは大好きだけど…やっぱりお医者さんは苦手だ。
すると…
琉「お前……誕生日だったんだってな。」
結「そっちか……。」
琉「ん?他にもなんかあるのか?」
結「んーん!なんでもない。」
でも誕生日を聞いてわざわざ部屋まで来てくれるなんて…優しいな。
琉「唐突に聞く。なんか欲しいものでもあるか?」
結「ないよ!!私はみんなとこうして暮らしていけることが幸せだから…」
琉「俺は…女心なんてわかんねーから早く言え。」
え?
そー言われても私本当に…
結「あ!なら消しゴムが欲しい!ちょうどもう小さくなってきてしまって……」
小さくて消しづらかったんだけど……
もったいないと思って買わないでいたのよね。
私がそう言うと琉生お兄ちゃんはため息をついた。
琉「全くお前は…欲がないと言うか…もう少しわがままになれねーのか?」
似たようなこと大雅兄にも言われた気がする。
でも…そんなこと言われたって…
結「じゃあもう病院は行きたくない。」
琉「それは却下だ。」
結「うぅ…」
琉「そう言えばお前…顔色悪いな。」
結「大丈夫!」
琉「いや…でも。」
結「私は本当に大丈夫だから気にしないで!」
私は琉生お兄ちゃんの背中を押して部屋から追い出してしまった。
もうみんなして…心配しすぎなんだよ…。
本当に大丈夫なのに…。
でも…そんなに顔色…悪いのかな。
なんでだろう。
私なんともないのに。
疲れてるのかな。
最近…デートやプレゼントの事で頭がいっぱいで寝てない日続いてたし。
やっぱり今日は寝よう。
私はベッドに横になった。
誕生日…。
私は今まで自分の誕生日は嫌いな日だった。
だって、誕生日お祝いしてもらった記憶あまりないもん。
お母さんだって忙しかったし。
それに…私が生まれてこなければ……
お母さんももっと違う人生があったんじゃないかなって毎年考えていたから。
こんな出来損ないの私が生まれてきたから……
だからお父さんだって手を焼いた。
そんなことを考えていると何だかまた怖くなってきた。
トラウマなんてそう簡単に消えるわけがないのだ。
もうこれ以上この事を考えるのはやめにしよう。
私はそっと瞼を閉じ、眠りについた。
大雅兄と話して大雅兄が去った後、また少しした後ノック音が聞こえた。
琉「少しいいか?」
結「どうしたの?」
琉「大雅から聞いた。」
結「え?何を?」
私は瞬時に大雅兄が言ってた“顔色が悪い”と言うことかと思って心臓がバクバクした。
琉生お兄ちゃんや太陽さんは大好きだけど…やっぱりお医者さんは苦手だ。
すると…
琉「お前……誕生日だったんだってな。」
結「そっちか……。」
琉「ん?他にもなんかあるのか?」
結「んーん!なんでもない。」
でも誕生日を聞いてわざわざ部屋まで来てくれるなんて…優しいな。
琉「唐突に聞く。なんか欲しいものでもあるか?」
結「ないよ!!私はみんなとこうして暮らしていけることが幸せだから…」
琉「俺は…女心なんてわかんねーから早く言え。」
え?
そー言われても私本当に…
結「あ!なら消しゴムが欲しい!ちょうどもう小さくなってきてしまって……」
小さくて消しづらかったんだけど……
もったいないと思って買わないでいたのよね。
私がそう言うと琉生お兄ちゃんはため息をついた。
琉「全くお前は…欲がないと言うか…もう少しわがままになれねーのか?」
似たようなこと大雅兄にも言われた気がする。
でも…そんなこと言われたって…
結「じゃあもう病院は行きたくない。」
琉「それは却下だ。」
結「うぅ…」
琉「そう言えばお前…顔色悪いな。」
結「大丈夫!」
琉「いや…でも。」
結「私は本当に大丈夫だから気にしないで!」
私は琉生お兄ちゃんの背中を押して部屋から追い出してしまった。
もうみんなして…心配しすぎなんだよ…。
本当に大丈夫なのに…。
でも…そんなに顔色…悪いのかな。
なんでだろう。
私なんともないのに。
疲れてるのかな。
最近…デートやプレゼントの事で頭がいっぱいで寝てない日続いてたし。
やっぱり今日は寝よう。
私はベッドに横になった。
誕生日…。
私は今まで自分の誕生日は嫌いな日だった。
だって、誕生日お祝いしてもらった記憶あまりないもん。
お母さんだって忙しかったし。
それに…私が生まれてこなければ……
お母さんももっと違う人生があったんじゃないかなって毎年考えていたから。
こんな出来損ないの私が生まれてきたから……
だからお父さんだって手を焼いた。
そんなことを考えていると何だかまた怖くなってきた。
トラウマなんてそう簡単に消えるわけがないのだ。
もうこれ以上この事を考えるのはやめにしよう。
私はそっと瞼を閉じ、眠りについた。