4人のお兄ちゃんは王子様!?
≪結衣side≫
あれから数日が経った。
そして今日は榊さんとお出かけする日だ。
もちろん琉生お兄ちゃんには了承済み。
結「お待たせしました。」
榊「本当に来るとは…」
そう言いながら待っていた榊さんは全体的に黒っぽい私服を着ていていつも見ているスーツ姿の榊さんとは別人みたいだ。
榊「すぐそこに車停めてあるからそこまで歩けるか?」
結「えっと…はい。」
いつも敬語で笑顔を振りまくる榊さんとは違ってとてもクールで大人な雰囲気さんは私の緊張を際立たせた。
榊「何?緊張してんの?」
結「はい。流石にちょっと…。」
榊「別に敬語じゃなくてもいいのに…。」
結「でも…。」
榊「いいよ別に。仕事が休みだろうが無かろうが、お前は俺の護衛すべき人間だしな。」
護衛すべき人間か…。
やっぱり榊さんは仕事でも仕事じゃなくても榊さんなんだな。
私はそう思った。
結「やっぱり榊さんは優しいね!」
私がそう言った瞬間榊さんは私の腕を強く引っ張り自分の元へと引き寄せた。
思わずピクリと反応してしまう体。
榊「自転車…ぶつかるぞ。」
結「あ…ありがとう。」
後ろからきた自転車からぶつからないようにしてくれただけだったのか。
でも予想外の力に少しビックリしてしまった……。
そして駐車場へ着くと助手席のドアを開けてくれた榊さん。
榊「はい、どーぞ。」
結「えっ助手席?」
榊「当たり前だろ。プライベートなんだから。」
結「あ。そっか……」
いつも学校へ送り迎えしてくれる時は後部座席だからなんかちょっと違和感。
榊「はい、お茶。」
結「ありがとう。」
車から乗るとすぐにさっき買ってきたであろうペットボトルのお茶を手渡してくれた榊さん。
榊「じゃ、出発するぞ。どっか行きたいとこある?」
結「えっと……」
行きたい所か……榊さんがどこか行きたいところがあって誘ってるのかと思ったから考えてなかったなぁ。
私が考えていると…
榊「じゃ、ホテルでも行く?」
と榊さんは言った。
結「え!お泊まりなんて琉生お兄ちゃんに言ってきてないよ!」
私が焦ってそう言うと榊は鼻で笑った。
榊「冗談だよ。俺が捕まっちまうわ。」
結「??」
榊「ま、行きたいとこねぇなら適当にどっか行くか。」
結「お願いします。」
私がそう言うと榊さんは車を走らせた。
初めて真横から見る榊さんの運転している姿。
運転している榊さんは普段こんな顔して運転してたんだな。
榊「ん?なんか俺の顔ついてる?」
結「え!い、いや!なにも!!」
思わずガン見してしまった……。
榊「あ…ダッシュボードにマスクあるからつけとけ。」
結「私?」
榊「他に誰がいるんだよ…。」
結「風邪治ったよ?」
榊「そうじゃなくて…冷房かけるから。喘息出てもしらねぇぞ?」
結「つ、つける。」
榊「よしよし。」
私がマスクをつけたのを確認すると榊さんは私の頭をポンポンと撫で冷房をつけ始めた。
榊「寒かったらブランケットあるから遠慮なく言えよ?」
結「う、うん。」
流石、普段執事と言うことだけあって気が利くなぁ。
それから榊さんはしばらく車を走らせた。
あれから数日が経った。
そして今日は榊さんとお出かけする日だ。
もちろん琉生お兄ちゃんには了承済み。
結「お待たせしました。」
榊「本当に来るとは…」
そう言いながら待っていた榊さんは全体的に黒っぽい私服を着ていていつも見ているスーツ姿の榊さんとは別人みたいだ。
榊「すぐそこに車停めてあるからそこまで歩けるか?」
結「えっと…はい。」
いつも敬語で笑顔を振りまくる榊さんとは違ってとてもクールで大人な雰囲気さんは私の緊張を際立たせた。
榊「何?緊張してんの?」
結「はい。流石にちょっと…。」
榊「別に敬語じゃなくてもいいのに…。」
結「でも…。」
榊「いいよ別に。仕事が休みだろうが無かろうが、お前は俺の護衛すべき人間だしな。」
護衛すべき人間か…。
やっぱり榊さんは仕事でも仕事じゃなくても榊さんなんだな。
私はそう思った。
結「やっぱり榊さんは優しいね!」
私がそう言った瞬間榊さんは私の腕を強く引っ張り自分の元へと引き寄せた。
思わずピクリと反応してしまう体。
榊「自転車…ぶつかるぞ。」
結「あ…ありがとう。」
後ろからきた自転車からぶつからないようにしてくれただけだったのか。
でも予想外の力に少しビックリしてしまった……。
そして駐車場へ着くと助手席のドアを開けてくれた榊さん。
榊「はい、どーぞ。」
結「えっ助手席?」
榊「当たり前だろ。プライベートなんだから。」
結「あ。そっか……」
いつも学校へ送り迎えしてくれる時は後部座席だからなんかちょっと違和感。
榊「はい、お茶。」
結「ありがとう。」
車から乗るとすぐにさっき買ってきたであろうペットボトルのお茶を手渡してくれた榊さん。
榊「じゃ、出発するぞ。どっか行きたいとこある?」
結「えっと……」
行きたい所か……榊さんがどこか行きたいところがあって誘ってるのかと思ったから考えてなかったなぁ。
私が考えていると…
榊「じゃ、ホテルでも行く?」
と榊さんは言った。
結「え!お泊まりなんて琉生お兄ちゃんに言ってきてないよ!」
私が焦ってそう言うと榊は鼻で笑った。
榊「冗談だよ。俺が捕まっちまうわ。」
結「??」
榊「ま、行きたいとこねぇなら適当にどっか行くか。」
結「お願いします。」
私がそう言うと榊さんは車を走らせた。
初めて真横から見る榊さんの運転している姿。
運転している榊さんは普段こんな顔して運転してたんだな。
榊「ん?なんか俺の顔ついてる?」
結「え!い、いや!なにも!!」
思わずガン見してしまった……。
榊「あ…ダッシュボードにマスクあるからつけとけ。」
結「私?」
榊「他に誰がいるんだよ…。」
結「風邪治ったよ?」
榊「そうじゃなくて…冷房かけるから。喘息出てもしらねぇぞ?」
結「つ、つける。」
榊「よしよし。」
私がマスクをつけたのを確認すると榊さんは私の頭をポンポンと撫で冷房をつけ始めた。
榊「寒かったらブランケットあるから遠慮なく言えよ?」
結「う、うん。」
流石、普段執事と言うことだけあって気が利くなぁ。
それから榊さんはしばらく車を走らせた。