4人のお兄ちゃんは王子様!?
≪結衣side≫
カフェで休み終えてしばらくまた店内を歩いていた時、私の体は床に崩れ落ちるようにバランスを崩した。
榊「結衣?大丈夫か?」
咄嗟にそう言ってくる榊さん。
結「大丈…夫。」
私はなんとか声を絞り出しそう答えるが……激しい頭痛で顔を歪ませた。
すると…
大「大丈夫じゃねぇだろ。」
そう聞こえて見上げると私のおでこにデコピンをする大雅兄の姿があった。
結「大雅兄…!?」
思わずびっくりして声が出てしまう私。
榊「……俺は気付いていたよ。」
と知っていた風な事を口にした榊さん。
結「え?え?どーゆー事!?」
私が慌てて聞き返したが段々と血の気が引くような感覚が襲ってきた。
榊「とりあえずどこか椅子座って休もうか。多分熱中症だろう。」
すると私の状況を察したようにそう言う榊さん。
大「だろうな。これ。少しずつ飲んでおけ。経口補水液だ。」
そう言いながら大雅兄は事前に用意していたであろう経口補水液をキャップを開けて私に手渡した。
結「あ、ありがとう…。」
すると…
真「さすが大雅!」
と言って後ろの方から歩いてくる真央ちゃんと紗希ちゃん。
私の頭はもう訳がわからなくなっていた。
結「……え?真央ちゃんたちも……一緒…だったの?」
紗「たまたま一緒になったっつーか。」
結「??」
大「とりあえず、榊車だろう?俺が結衣おぶるからそこで少し休ませてやってくれ。」
榊「分かった。」
そう言うと私の体はふわりと軽くなった。
大雅兄に抱き上げられていたのだ。
結「大雅兄…恥ずかしいよ…。」
大「うっせー。水分補給もしねぇでガキどもと一緒に騒いでるのがいけねぇんだろ?」
結「……ごめんなさい。」
大雅兄の一言でずっと私をずっと見ていたことが分かった。
おかしいと思った。
でも…大雅兄達がずっと見守ってくれてたからだったんだ。
こんなに心配してもらって支えてもらえて嬉しい。
ありがとう…。
私は大雅兄にしがみついた。
ほんのりと香る安心する大雅兄の匂い。
そんな優しい腕に包まれて私は段々と意識が遠くなっていったのだった。
カフェで休み終えてしばらくまた店内を歩いていた時、私の体は床に崩れ落ちるようにバランスを崩した。
榊「結衣?大丈夫か?」
咄嗟にそう言ってくる榊さん。
結「大丈…夫。」
私はなんとか声を絞り出しそう答えるが……激しい頭痛で顔を歪ませた。
すると…
大「大丈夫じゃねぇだろ。」
そう聞こえて見上げると私のおでこにデコピンをする大雅兄の姿があった。
結「大雅兄…!?」
思わずびっくりして声が出てしまう私。
榊「……俺は気付いていたよ。」
と知っていた風な事を口にした榊さん。
結「え?え?どーゆー事!?」
私が慌てて聞き返したが段々と血の気が引くような感覚が襲ってきた。
榊「とりあえずどこか椅子座って休もうか。多分熱中症だろう。」
すると私の状況を察したようにそう言う榊さん。
大「だろうな。これ。少しずつ飲んでおけ。経口補水液だ。」
そう言いながら大雅兄は事前に用意していたであろう経口補水液をキャップを開けて私に手渡した。
結「あ、ありがとう…。」
すると…
真「さすが大雅!」
と言って後ろの方から歩いてくる真央ちゃんと紗希ちゃん。
私の頭はもう訳がわからなくなっていた。
結「……え?真央ちゃんたちも……一緒…だったの?」
紗「たまたま一緒になったっつーか。」
結「??」
大「とりあえず、榊車だろう?俺が結衣おぶるからそこで少し休ませてやってくれ。」
榊「分かった。」
そう言うと私の体はふわりと軽くなった。
大雅兄に抱き上げられていたのだ。
結「大雅兄…恥ずかしいよ…。」
大「うっせー。水分補給もしねぇでガキどもと一緒に騒いでるのがいけねぇんだろ?」
結「……ごめんなさい。」
大雅兄の一言でずっと私をずっと見ていたことが分かった。
おかしいと思った。
でも…大雅兄達がずっと見守ってくれてたからだったんだ。
こんなに心配してもらって支えてもらえて嬉しい。
ありがとう…。
私は大雅兄にしがみついた。
ほんのりと香る安心する大雅兄の匂い。
そんな優しい腕に包まれて私は段々と意識が遠くなっていったのだった。