4人のお兄ちゃんは王子様!?
≪結衣side≫
その翌日の夕方頃。
私はこっそり屋根裏部屋の掃除をしていた。
花火大会…今から楽しみだなぁ。
それに…
琉「ここからならお前が見たいって言っていた花火大会とは違う別の花火大会もよく見えるよ。この近辺は花火大会多いからな。」
って琉生お兄ちゃんが言ってた。
もちろん最初に約束していた真央ちゃん紗希ちゃんとも花火を見るけど…
もう一つは1番大好きな大雅兄とみたい。
でも…
そう思ってるのは私だけなのかな。
最近少し大雅兄と距離を感じてしまう。
仲良くしたいだけなのに。
そんな事を考えながら掃除をしていると…
大「あぁ。やっぱりここに居たか。」
と屋根裏部屋に上がってきた大雅兄。
結「どうしても楽しみで…」
大「でもこんな埃っぽいんだから琉兄に任せておけばいいのに…。」
結「だってぇ……」
大「あの…さ。今から少し出かけねぇ?2人で。」
結「え?」
大「話したい…ことがあるんだ。」
結「話したいこと?」
大「うん。」
私は立ち上がり大雅兄と出かけることにした。
それから私は大雅兄のバイクの後ろに乗り、海辺まで連れて行ってもらった。
夏休みの夕方の海辺は思ったよりも人が少なく、波の音だけが響く。
大「海辺…少し歩くか。」
結「うん…。」
大雅兄とはじめてくる海辺にこの静けさが緊張が増す。
話って…なんだろう…。
そんなことで頭がいっぱいになりながら私たちはゆっくりと歩き始めた。
大「暑いから….涼しいな。」
結「そうだね。それに海のいい香りがする。」
大「そうだな。んで……話なんだけどさ…」
結「う、うん……」
私の心臓がバクバクとなり始める。
もし…。
大雅兄が私のこと嫌いになってしまっていたらどうしよう。
そんな不安ばかりが押し寄せる。
大「俺…自信がなくて…。お前に関して。」
結「うん…。」
大「だから…もっと自信持てるくらいお前のこと考えてやれるようになるから…俺とずっと一緒にいてほしい。」
大雅兄はまっすぐと私の目を見て言った。
振られる覚悟でもあったから少し驚いた。
結「うん。もちろんだよ。」
大「俺が大学卒業したら…一緒に住まないか?」
結「うん!またみんなであのお家で…」
大「いや。2人で。」
結「2人?」
大「うん。俺…お前とずっと一緒にいたい。お前は、兄貴の俺なんかと一緒じゃない方が良いのかもしれない。だから…その時は断ってもいいから。」
結「ううん。私…他のお兄ちゃん達も大好きだけど…大雅兄の大好きとは違うの。」
大「…」
結「なんだか…大雅兄が離れている気がするだけで苦しくて…でも…それはとっても大好きだからで……特別…なの。意味わからないよね!」
私がそう言った瞬間大雅兄は私を抱きしめた。
大「分かる。分かるよ。俺も同じだ。俺はお前を一生幸せにする覚悟で生きる。」
結「ダメだよ。それじゃ。一緒に幸せになってくれなきゃ…許さないから。」
私たちはそんな事を話しながら海辺で2人ギュッと抱きしめあった。
そして、一緒に花火を見る約束をして、私たちはとても幸せな気持ちで帰宅したのだった。
その翌日の夕方頃。
私はこっそり屋根裏部屋の掃除をしていた。
花火大会…今から楽しみだなぁ。
それに…
琉「ここからならお前が見たいって言っていた花火大会とは違う別の花火大会もよく見えるよ。この近辺は花火大会多いからな。」
って琉生お兄ちゃんが言ってた。
もちろん最初に約束していた真央ちゃん紗希ちゃんとも花火を見るけど…
もう一つは1番大好きな大雅兄とみたい。
でも…
そう思ってるのは私だけなのかな。
最近少し大雅兄と距離を感じてしまう。
仲良くしたいだけなのに。
そんな事を考えながら掃除をしていると…
大「あぁ。やっぱりここに居たか。」
と屋根裏部屋に上がってきた大雅兄。
結「どうしても楽しみで…」
大「でもこんな埃っぽいんだから琉兄に任せておけばいいのに…。」
結「だってぇ……」
大「あの…さ。今から少し出かけねぇ?2人で。」
結「え?」
大「話したい…ことがあるんだ。」
結「話したいこと?」
大「うん。」
私は立ち上がり大雅兄と出かけることにした。
それから私は大雅兄のバイクの後ろに乗り、海辺まで連れて行ってもらった。
夏休みの夕方の海辺は思ったよりも人が少なく、波の音だけが響く。
大「海辺…少し歩くか。」
結「うん…。」
大雅兄とはじめてくる海辺にこの静けさが緊張が増す。
話って…なんだろう…。
そんなことで頭がいっぱいになりながら私たちはゆっくりと歩き始めた。
大「暑いから….涼しいな。」
結「そうだね。それに海のいい香りがする。」
大「そうだな。んで……話なんだけどさ…」
結「う、うん……」
私の心臓がバクバクとなり始める。
もし…。
大雅兄が私のこと嫌いになってしまっていたらどうしよう。
そんな不安ばかりが押し寄せる。
大「俺…自信がなくて…。お前に関して。」
結「うん…。」
大「だから…もっと自信持てるくらいお前のこと考えてやれるようになるから…俺とずっと一緒にいてほしい。」
大雅兄はまっすぐと私の目を見て言った。
振られる覚悟でもあったから少し驚いた。
結「うん。もちろんだよ。」
大「俺が大学卒業したら…一緒に住まないか?」
結「うん!またみんなであのお家で…」
大「いや。2人で。」
結「2人?」
大「うん。俺…お前とずっと一緒にいたい。お前は、兄貴の俺なんかと一緒じゃない方が良いのかもしれない。だから…その時は断ってもいいから。」
結「ううん。私…他のお兄ちゃん達も大好きだけど…大雅兄の大好きとは違うの。」
大「…」
結「なんだか…大雅兄が離れている気がするだけで苦しくて…でも…それはとっても大好きだからで……特別…なの。意味わからないよね!」
私がそう言った瞬間大雅兄は私を抱きしめた。
大「分かる。分かるよ。俺も同じだ。俺はお前を一生幸せにする覚悟で生きる。」
結「ダメだよ。それじゃ。一緒に幸せになってくれなきゃ…許さないから。」
私たちはそんな事を話しながら海辺で2人ギュッと抱きしめあった。
そして、一緒に花火を見る約束をして、私たちはとても幸せな気持ちで帰宅したのだった。