4人のお兄ちゃんは王子様!?
≪結衣side≫
大「琉兄どうだった?」
結「すごく具合悪そうだった。」
大「やっぱりか……。よし、ここは太陽(たいよう)くん呼ぶしかないな!」
結「太陽くん??」
誰だろう…と考えていると大雅兄はさっそくその太陽って人に電話をかけ始めた。
しばらくすると男の人がうちへとやってきた。
太「おぉ!大雅!久しぶりだな!!」
大「久しぶり!太陽くん!」
太「君が結衣ちゃんかー!たしかに未結ちゃんに少し似てるな!」
結「はじめまして。」
また未結さんって……。
一体誰なんだろう。
2人の共通の友達とかなのかな?
太「琉生は?上?」
大「うん!多分寝てる。」
太「わかった。じゃあお邪魔するね。」
そう言うとスタスタと2階の琉生さんの部屋へと行った。
大「太陽くんは琉兄と医大の時からの友達で、今同じクリニックで働いているんだ。」
結「そうなんだ。ずいぶん明るい人なんだね。」
琉生さん本当に大丈夫かなぁ。
しばらくすると太陽くんが戻ってきた。
太「今点滴打ったからすぐ熱は下がると思う。」
結「良かった…。」
太「結衣ちゃんさ、ちょこっとだけ診察させてくれないかな?」
私が安堵した様子を見ると太陽さんは突然笑顔でそう言い出した。
結「えっ?誰のですか?」
太「そりゃ結衣ちゃんしかいないでしょ~」
大「してもらえば?」
結「い、いや……でも…。」
太「痛いことはしないからさ!ちょっとだけ胸の音聴かせて!」
……えぇ。
大「結衣、大丈夫だよ。」
大雅兄にはその理由が分かってる様子だった。
そして私の背中をポンと軽く叩くと椅子に座らせた。
結「うーん……」
もう既に聴診器を首にかけ待っている太陽さん。
太「じゃ、頑張っちゃおうか!」
そう言って私の服を少しだけ捲ると聴診をはじめた。
私まだ良いよなんて言ってないのに…。
問答無用で聴診をしてくる太陽さん。
太「吸って~。吐いて~。うーん…。ちなみに結衣ちゃん今日お風呂入った?」
結「入りました…。」
太「お!じゃあちょっとシールぺったんするね。明日お風呂入る時には剥がしていいから。」
そう言うと私の胸元にぺたんとシールのようなものを貼った。
太「本当は採血もしたいけど、今日はそのシールで様子見かな。」
結「……」
この人……琉生さんの診察に来たはずなのになんで私のこと診察したんだろう。
しかも採血なんて……
絶対したくない。
私がそう疑問に思ったのを察したのか太陽さんは口を開いた。
太「でも真面目な話。結衣ちゃん少し呼吸が辛そうだからそのお手伝いが出来たらなって思ってる。検査してくれる気になったらいつでもクリニック遊びに来てな!琉生も結衣ちゃんのこと心配してたぞ?」
結「……。」
この前言っていた喘息……の事かな。
でもいくら琉生さんが心配してくれていても申し訳ないが採血はしたくない。
それからもしばらく太陽さんと大雅兄と3人で話をした。
太「そろそろ点滴終わってる頃かな。様子見てくるね!」
そう言って席を外した太陽さん。
結「ごめん。私も部屋行くね。」
大「あ、結衣。」
結「ごめん。ちょっと休みたい……。」
呼び止める大雅兄を受け流すようにして私は部屋に戻った。
なんとなく今日は少し体が疲れてる。
そう感じていた。
大「琉兄どうだった?」
結「すごく具合悪そうだった。」
大「やっぱりか……。よし、ここは太陽(たいよう)くん呼ぶしかないな!」
結「太陽くん??」
誰だろう…と考えていると大雅兄はさっそくその太陽って人に電話をかけ始めた。
しばらくすると男の人がうちへとやってきた。
太「おぉ!大雅!久しぶりだな!!」
大「久しぶり!太陽くん!」
太「君が結衣ちゃんかー!たしかに未結ちゃんに少し似てるな!」
結「はじめまして。」
また未結さんって……。
一体誰なんだろう。
2人の共通の友達とかなのかな?
太「琉生は?上?」
大「うん!多分寝てる。」
太「わかった。じゃあお邪魔するね。」
そう言うとスタスタと2階の琉生さんの部屋へと行った。
大「太陽くんは琉兄と医大の時からの友達で、今同じクリニックで働いているんだ。」
結「そうなんだ。ずいぶん明るい人なんだね。」
琉生さん本当に大丈夫かなぁ。
しばらくすると太陽くんが戻ってきた。
太「今点滴打ったからすぐ熱は下がると思う。」
結「良かった…。」
太「結衣ちゃんさ、ちょこっとだけ診察させてくれないかな?」
私が安堵した様子を見ると太陽さんは突然笑顔でそう言い出した。
結「えっ?誰のですか?」
太「そりゃ結衣ちゃんしかいないでしょ~」
大「してもらえば?」
結「い、いや……でも…。」
太「痛いことはしないからさ!ちょっとだけ胸の音聴かせて!」
……えぇ。
大「結衣、大丈夫だよ。」
大雅兄にはその理由が分かってる様子だった。
そして私の背中をポンと軽く叩くと椅子に座らせた。
結「うーん……」
もう既に聴診器を首にかけ待っている太陽さん。
太「じゃ、頑張っちゃおうか!」
そう言って私の服を少しだけ捲ると聴診をはじめた。
私まだ良いよなんて言ってないのに…。
問答無用で聴診をしてくる太陽さん。
太「吸って~。吐いて~。うーん…。ちなみに結衣ちゃん今日お風呂入った?」
結「入りました…。」
太「お!じゃあちょっとシールぺったんするね。明日お風呂入る時には剥がしていいから。」
そう言うと私の胸元にぺたんとシールのようなものを貼った。
太「本当は採血もしたいけど、今日はそのシールで様子見かな。」
結「……」
この人……琉生さんの診察に来たはずなのになんで私のこと診察したんだろう。
しかも採血なんて……
絶対したくない。
私がそう疑問に思ったのを察したのか太陽さんは口を開いた。
太「でも真面目な話。結衣ちゃん少し呼吸が辛そうだからそのお手伝いが出来たらなって思ってる。検査してくれる気になったらいつでもクリニック遊びに来てな!琉生も結衣ちゃんのこと心配してたぞ?」
結「……。」
この前言っていた喘息……の事かな。
でもいくら琉生さんが心配してくれていても申し訳ないが採血はしたくない。
それからもしばらく太陽さんと大雅兄と3人で話をした。
太「そろそろ点滴終わってる頃かな。様子見てくるね!」
そう言って席を外した太陽さん。
結「ごめん。私も部屋行くね。」
大「あ、結衣。」
結「ごめん。ちょっと休みたい……。」
呼び止める大雅兄を受け流すようにして私は部屋に戻った。
なんとなく今日は少し体が疲れてる。
そう感じていた。