4人のお兄ちゃんは王子様!?
退院
≪結衣side≫
看「ごめんなさい…。本当に。」
ずっと泣きながら謝ってくる看護師さん。
結「名前…教えてくれませんか?」
私がそう聞くと看護師さんは名前を教えてくれた。
看「佐倉(さくら)美咲(美咲)です。」
結「美咲さん…とても綺麗な名前…羨ましい。私の事は結衣って呼んでください。」
名前を聞いてとても綺麗な名前だと思った。
桜が美しく咲く。
私にはそんな印象だった。
美「さん付けじゃなくて良いです。あと敬語も。そんな丁寧に扱ってもらえるような人間じゃない。」
結「そんなこと……。あの美咲さん。私とお友達になってくれませんか?」
私がそう言うと美咲さんは目を丸くした。
美「でも私なんかが……」
結「美咲さんがいいんです。私も大した人間ではないですけど。」
美「私…結衣さんに酷いことしました。ずっと…何もかもうまくいかないのが嫌で…結衣さんは琉生先生とか、周りにキラキラした人ばっかりで、みんなに心配されて、大事にされて…羨ましかった。何で私はこんなに辛いことばかりなのに結衣さんはみんなに囲まれて好かれて…何でだろうって。」
泣きながら美咲さんはそう言った。
美「でも…私…どうしてそんなに結衣さんが色んな人から好かれ、大切にされるのか、分かりました。それなのに……」
泣きすぎて言葉が詰まってしまった美咲さん。
分かるよ。
私もいつの間にか話を聞いて泣いていた。
結「美咲さんは人の良いところをちゃんと見つけられる人です…。人は…相手の悪いところばかり探してしまう生き物なんだって前に亡くなった祖父が言ってたんです。でも美咲さんはそうじゃない。」
私がそう言うと美咲さんは泣きながら
美「ありがとう…」
と言った。
それに私は気付いていた。
美咲さんは琉生さんに想いを寄せていること。
琉生さんは…未結さんって人が好きなのかな?
付き合ってるとかなのかな??
その後美咲さんとしばらく話しているといつの間にか打ち解けていて話がどんどん盛り上がっていた。
美「え!?犬!?」
結「そうなの!酷いでしょ?」
美「それでそれで??結衣ちゃんよく耐えれたね~!」
本当に色んな話をした。
いつの間にか外が真っ暗になっていた。
するとさっき処置をしてもらったところが痛み止めの点滴が切れたせいで段々と痛みが増してきた。
琉「結衣、そろそろ点滴切れてきただろ。交換するな。」
美「ごめん。私が話しすぎちゃったせいで……。」
結「んーん!大丈夫…楽しかった!」
琉「お前は全く……点滴追加するから少し寝てろ。」
結「でも…」
琉「太陽と相談して上に報告はしない事にしたから。安心しろ。」
……そうだったのか。
……良かった。
それを聞いて安心したのか私はいつの間にか眠ってしまっていた。
看「ごめんなさい…。本当に。」
ずっと泣きながら謝ってくる看護師さん。
結「名前…教えてくれませんか?」
私がそう聞くと看護師さんは名前を教えてくれた。
看「佐倉(さくら)美咲(美咲)です。」
結「美咲さん…とても綺麗な名前…羨ましい。私の事は結衣って呼んでください。」
名前を聞いてとても綺麗な名前だと思った。
桜が美しく咲く。
私にはそんな印象だった。
美「さん付けじゃなくて良いです。あと敬語も。そんな丁寧に扱ってもらえるような人間じゃない。」
結「そんなこと……。あの美咲さん。私とお友達になってくれませんか?」
私がそう言うと美咲さんは目を丸くした。
美「でも私なんかが……」
結「美咲さんがいいんです。私も大した人間ではないですけど。」
美「私…結衣さんに酷いことしました。ずっと…何もかもうまくいかないのが嫌で…結衣さんは琉生先生とか、周りにキラキラした人ばっかりで、みんなに心配されて、大事にされて…羨ましかった。何で私はこんなに辛いことばかりなのに結衣さんはみんなに囲まれて好かれて…何でだろうって。」
泣きながら美咲さんはそう言った。
美「でも…私…どうしてそんなに結衣さんが色んな人から好かれ、大切にされるのか、分かりました。それなのに……」
泣きすぎて言葉が詰まってしまった美咲さん。
分かるよ。
私もいつの間にか話を聞いて泣いていた。
結「美咲さんは人の良いところをちゃんと見つけられる人です…。人は…相手の悪いところばかり探してしまう生き物なんだって前に亡くなった祖父が言ってたんです。でも美咲さんはそうじゃない。」
私がそう言うと美咲さんは泣きながら
美「ありがとう…」
と言った。
それに私は気付いていた。
美咲さんは琉生さんに想いを寄せていること。
琉生さんは…未結さんって人が好きなのかな?
付き合ってるとかなのかな??
その後美咲さんとしばらく話しているといつの間にか打ち解けていて話がどんどん盛り上がっていた。
美「え!?犬!?」
結「そうなの!酷いでしょ?」
美「それでそれで??結衣ちゃんよく耐えれたね~!」
本当に色んな話をした。
いつの間にか外が真っ暗になっていた。
するとさっき処置をしてもらったところが痛み止めの点滴が切れたせいで段々と痛みが増してきた。
琉「結衣、そろそろ点滴切れてきただろ。交換するな。」
美「ごめん。私が話しすぎちゃったせいで……。」
結「んーん!大丈夫…楽しかった!」
琉「お前は全く……点滴追加するから少し寝てろ。」
結「でも…」
琉「太陽と相談して上に報告はしない事にしたから。安心しろ。」
……そうだったのか。
……良かった。
それを聞いて安心したのか私はいつの間にか眠ってしまっていた。