4人のお兄ちゃんは王子様!?
≪結衣side≫
熱を出した。
私がお母さんを拒否したあの日からお母さんは帰ってこない。
きっと私が嫌になったんだ。
熱を測りたいけどこの家には体温計なんてなさそうだ。
胸が痛いし熱でふらつくし、水分を取るのもしんどい。
私はゆっくりと目を閉じた。
早く治れ。早く治れ…。
するといつの間にか夢の世界へと誘われた。
『こっちがどんだけ心配したと思ってるんだよ』
『俺らが絶対に助けるって思ってる。何度も何度も。それなのに分からねぇのか?』
大雅兄が怒ってる。
前に喧嘩をした時の言葉だ。
たしかにどんな時も助けてくれた。
この前だって………
目が覚めたとき私は泣いていた。
そして気付けば携帯を握っていた。
大『もしもし…』
結「大雅……ゲホゲホ…兄…」
こんな時に限って咳が邪魔して喋れない…。
大『結衣?!』
結「……いたい。ゲホゲホ……」
大『どこが痛いんだ?大丈夫か?』
…違う。違うよ。
どこも痛いわけじゃない。
ただ…。
私が本当に伝えたいのは…
結「大雅兄に……会いたいっ。」
涙が止まらない。わがままを言ってしまった。
きっと呆れるだろう。
私がそう言った瞬間電話は切れた。
あぁ…やっぱり今度こそ嫌われた。
言わなきゃよかった。
私は今までにないほど後悔した。
私から家を出るなんて言ったくせに。
自分勝手にも程がある。
いくら優しい大雅兄だって…
嫌になるよね。
もう…嫌になってきた。
こんな自分。
でも熱のせいか、起き上がることも出来なさそうだ。
昨夜から食事は疎か、水分さえもまともに取れていない。
このまま目を瞑ったら死ねる気すらしてくる。
それからしばらく経った時だった。
ピンポーン。ピンポーン。
部屋のインターホンが鳴った。
でも体がもう…動かないや。
すると私の携帯がなった。
通話ボタンは押せたが喋れない…。
すると再びインターホンが押されたと思ったらガチャガチャと聞こえ始めた玄関。
熱を出した。
私がお母さんを拒否したあの日からお母さんは帰ってこない。
きっと私が嫌になったんだ。
熱を測りたいけどこの家には体温計なんてなさそうだ。
胸が痛いし熱でふらつくし、水分を取るのもしんどい。
私はゆっくりと目を閉じた。
早く治れ。早く治れ…。
するといつの間にか夢の世界へと誘われた。
『こっちがどんだけ心配したと思ってるんだよ』
『俺らが絶対に助けるって思ってる。何度も何度も。それなのに分からねぇのか?』
大雅兄が怒ってる。
前に喧嘩をした時の言葉だ。
たしかにどんな時も助けてくれた。
この前だって………
目が覚めたとき私は泣いていた。
そして気付けば携帯を握っていた。
大『もしもし…』
結「大雅……ゲホゲホ…兄…」
こんな時に限って咳が邪魔して喋れない…。
大『結衣?!』
結「……いたい。ゲホゲホ……」
大『どこが痛いんだ?大丈夫か?』
…違う。違うよ。
どこも痛いわけじゃない。
ただ…。
私が本当に伝えたいのは…
結「大雅兄に……会いたいっ。」
涙が止まらない。わがままを言ってしまった。
きっと呆れるだろう。
私がそう言った瞬間電話は切れた。
あぁ…やっぱり今度こそ嫌われた。
言わなきゃよかった。
私は今までにないほど後悔した。
私から家を出るなんて言ったくせに。
自分勝手にも程がある。
いくら優しい大雅兄だって…
嫌になるよね。
もう…嫌になってきた。
こんな自分。
でも熱のせいか、起き上がることも出来なさそうだ。
昨夜から食事は疎か、水分さえもまともに取れていない。
このまま目を瞑ったら死ねる気すらしてくる。
それからしばらく経った時だった。
ピンポーン。ピンポーン。
部屋のインターホンが鳴った。
でも体がもう…動かないや。
すると私の携帯がなった。
通話ボタンは押せたが喋れない…。
すると再びインターホンが押されたと思ったらガチャガチャと聞こえ始めた玄関。