ヒコウキ雲の恋〜悠夜編〜




―――


トキは訪れた。


あの日からたった三日。


中井はかえらぬ人になってしまった。







俺の手の中にはくしゃくしゃになった何枚かの写真に一枚の手紙。





中井が今日…いや、ついさっきくれたものだった。




俺が側にいて見届けてやりたかった…








中井の最後の笑顔を…










「中井…」







なんで…







空ってこんな時でも綺麗なんだろうな…





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