ヒコウキ雲の恋〜悠夜編〜
彼女は、重い心臓病を抱えている。
今は、大分落ち着いたみたいだって中井の親子さんが言っていた。
だが、治ったわけないのだから毎日中井を見守っていないと
いつ発作が起きようと俺がどうにかしなきゃならない。。
最初は、面倒だって思う自分がいたけど
今は違う……
俺は…
中井が好きだから…
守りたいって思っている自分がいる。。
俺は、例え彼女が俺のこと好きじゃなくても
一緒にいれればいい…
いつの間にかそう思っていた。
「先生って空好き?」
「ん〜微妙かな?」
二人で夕日とあのヒコウキ雲を見た時、
空のことが好きと言った中井…
俺もいつの間にか空を好きになっていた。。