『request』短編集
それが実際ただの妄想だったとしたら
相当キモいしヤバい奴だと思い、
次の日。
俺は「記憶が無い」と
月姫を試すような事を言ってしまう。
「………まさか、俺お前になんかした?」
「し!………っ」
もしあの事実が妄想じゃないとしたら
「……してない。私すぐ部屋に帰ったし」
例えその言葉が嘘だったとしても
どちらにせよ
俺はこの小動物に気があるんだと思う。
小動物的なアイツ
~完~