『request』短編集
(気持ち良さそうに寝やがって…)
眠る月姫の隣にゴロンと寝そべって、「はぁ…」と大きな溜め息をついた。
「いつまでも世話のかかるチビだな」
軽く頬をつねってやれば、
月姫は ふにゃり と笑う。
…………まぁいいか。
お前が幸せなら、それでいいわ。
明日の朝、
記憶が無いことに焦っているだろうけど
『物足りない!!』って
二度とそう思わせないように
「んんっ……そらさ…朝から苦しっ…」
少し、意地悪でもしようか。
酔っぱらいの対処法
~完~