記憶喪失の妻は一途な夫(外科医)に溺愛される
家事を終えてから、私は最近の日課である英語の勉強をする。

以前の私も英語の勉強をしていたという。
紫苑は私が英語の勉強を始めると伝えると、前に私が使っていた英語の参考書をもう一度出してくれた。

その参考書を開くと私は幸せな気持ちになる。

そこには紫苑が勉強している私を励ますような言葉を描いてくれている。
他にも、上手とは言えない絵を描いたり、ポイントになることを注釈入れてくれている。

参考書も、紫苑が私にプレゼントしてくれたものらしく、はじめから書き加えてくれている愛を感じる。

幸せな気持ちのまま勉強をしてから、少し休もうとお気に入りのリビングのソファに横になる。
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