記憶喪失の妻は一途な夫(外科医)に溺愛される
『結婚しよう』
『愛してる。そばにいたい。』
『この子が俺たちをより強く結んでくれる。』
『俺がいる。一人じゃない。』


『新田紫苑です。なかなか名乗るタイミングがなくて』
『外科医です。怖かったでしょう。』
『足のケガ、ちゃんと手当しましょう』


『じゃあ、俺の部屋にきます?』
『こんな異国の地で、こんな風に出会うなんて運命感じませんか?』
『この部屋好きに使ってくれていいから』


『また会えたらいいなって。これ、俺の連絡先です』
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