記憶喪失の妻は一途な夫(外科医)に溺愛される
生まれたばかりの赤ちゃんを、私の希望通りにこの世で一番最初に抱き上げてくれた紫苑。

その瞬間の彼の表情は一生忘れられない。


真っ赤な顔で少し瞳に少し涙を浮かべて私と赤ちゃんを交互に見つめる紫苑。



毎日幸せの連続なのに、これ以上ないほどの幸せを感じた瞬間だった。



幸せに限りなんてないんだと知った日。

私たちは3人家族になった。
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