理想の男性ってなんだろう

告白

雄介くんが話を切り出した。
「そろそろ聞くよ。話。本当は、会ってすぐ話したかったでしょ？でも、聞きたくなくて、逸らした。」

「そうだったんだ。」

「この景色だけは、どうしても美月に見せたくて。」

「あのー、」
「うん。」

「好きです。」

「え？今なんて？」
「だから・・・好きです。私と付き合って下さい。」

「マジ？」
「いや、私、雄介くんと違って、嘘言わないですよ。」

「なんだぁー。俺、絶対振られると思って、なんとか今日の思い出作りたくて。最後にって！」
「え？そうだったんだですか？」
「よかったぁー。先生だっけ？その人と付き合うって言われると思ってた。」

「西垣先生は、ちゃんと断りました。
好きな人がいますって。」

「マジ嬉しい。」
ギューッと抱きしめられ、キスをした。