彼と私と。
おまけのネコ
『安心しな。おじさんになる前に私がもらってやるよ』


『……。マジ?』

『おうよ。本気と書いてマジさ』

『……。あ…えと……うん。お前が好きです。』

『…私もあんたが大好きだよ。』

・・・・・・・。

『『ぷっ』』

『なんか、男女逆になっちゃたね』

『いーんじゃない?俺ららしくて』

『でも、本気と書いてマジさ、やりすぎだと思うよ。オレ』

『やっぱり?言ってからやりすぎたかもって思ったもん』


狭いリビングで幸せな笑い声が響いた。




◆◇◆◇◆◇◆◇◆


・・・・・。
ふざけるんじゃないわよ。
彼は、私のものなのよ。あんたみたいな不細工には渡さないわ。



まぁ、普通の人間よりかはマシだけど?

普通の人間よりかは彼に相応しいけど?



だから、認めてあげるわよ。

それで、彼が幸せになれるなら。



でも、私が本当は一番なんだから!


しょうがないからこれで許してあげるわ!!!




がりっ!!


『いったーーい!』

『なんだ!?』

『マリーが引っかいた!!』



ふん。

これくらい、当然でしょ?






***END***


< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

オオカミさんとあかしろぼうし【完】

総文字数/2,843

絵本・童話13ページ

表紙を見る
貴方とずっと…。

総文字数/4,030

ホラー・オカルト17ページ

表紙を見る
ありがとう

総文字数/633

その他3ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop