一目惚れ婚~美人すぎる御曹司に溺愛されてます~
第18話 選択
「えっー!」
「なんだ。その反応は! 驚いているだけか? それとも不満な顔か?」
「えっと、驚きのほうで……」
リセが凄んできたので、間違っても『不満』なんて言えなかった。
「知らなかったの? 琉永ちゃん? もしかして、詐欺?」
「恩未さん、違うんです。普通の会社員だと思ってたんです」
リセが麻王グループの御曹司で、専務なんて……
つまり、あの麻王悠世と兄弟ということになる。
「俺が専務だと言ったら、すんなり結婚したか?」
「うっ……! だって、麻王グループの専務夫人なんて、務まらないし、それに、私……」
「ほらな。俺はデザイナーの琉永が好きだ。だから、辞めろとは言わない」
リセは私が一番大切にしているものがわかるのだ。
――今日、千歳の病院へ来てくれたのも、私が千歳を大切に思ってるから。
リセは信用できる。
正直にいつも自分の気持ちを口にする。
「嘘は一度も言っていない。再会の約束も婚約もすべて破ってないしな」
「うん……」
「なんだ。その反応は! 驚いているだけか? それとも不満な顔か?」
「えっと、驚きのほうで……」
リセが凄んできたので、間違っても『不満』なんて言えなかった。
「知らなかったの? 琉永ちゃん? もしかして、詐欺?」
「恩未さん、違うんです。普通の会社員だと思ってたんです」
リセが麻王グループの御曹司で、専務なんて……
つまり、あの麻王悠世と兄弟ということになる。
「俺が専務だと言ったら、すんなり結婚したか?」
「うっ……! だって、麻王グループの専務夫人なんて、務まらないし、それに、私……」
「ほらな。俺はデザイナーの琉永が好きだ。だから、辞めろとは言わない」
リセは私が一番大切にしているものがわかるのだ。
――今日、千歳の病院へ来てくれたのも、私が千歳を大切に思ってるから。
リセは信用できる。
正直にいつも自分の気持ちを口にする。
「嘘は一度も言っていない。再会の約束も婚約もすべて破ってないしな」
「うん……」