一目惚れ婚~美人すぎる御曹司に溺愛されてます~
「二人の世界のところ、悪いけど。麻王専務。これから、よろしくお願いします。きっとあなたは私達の足りないものを持っている」
紡生さんがかっこよく言ったのに、理世は――
「まあ、お前が持っていて俺が持ってない物はないけどな」
「ああああ! すっごい嫌な奴だあああ! さっきまで琉永ちゃんには、甘すぎるくらい甘い言葉をかけてたくせにぃぃ!」
「落ち着いて! 紡生! 冗談、冗談に決まってるでしょ!」
「は? 冗談? 真実だ」
「理世……」
理世がこれ以上、なにも言えないよう口を手で覆った。
恩未さんは冷ややかな目で理世を見た。
「琉永ちゃん。こんな男が旦那で大丈夫?」
「え、ええ。まあ……」
私にはすごく優しいのに、仕事となると容赦がない。
ちらっと理世を見ると私と目が合った。
口を覆っていた手をとり、なにをするのか眺めていたら、ちゅっと手の甲にキスをした。
「り、り、理世っ!」
「嫌みなくらい絵になるわね!」
「わざとやってるなー」
「俺が旦那でいいに決まってる。琉永を守れるのは俺だけだ」
紡生さんがかっこよく言ったのに、理世は――
「まあ、お前が持っていて俺が持ってない物はないけどな」
「ああああ! すっごい嫌な奴だあああ! さっきまで琉永ちゃんには、甘すぎるくらい甘い言葉をかけてたくせにぃぃ!」
「落ち着いて! 紡生! 冗談、冗談に決まってるでしょ!」
「は? 冗談? 真実だ」
「理世……」
理世がこれ以上、なにも言えないよう口を手で覆った。
恩未さんは冷ややかな目で理世を見た。
「琉永ちゃん。こんな男が旦那で大丈夫?」
「え、ええ。まあ……」
私にはすごく優しいのに、仕事となると容赦がない。
ちらっと理世を見ると私と目が合った。
口を覆っていた手をとり、なにをするのか眺めていたら、ちゅっと手の甲にキスをした。
「り、り、理世っ!」
「嫌みなくらい絵になるわね!」
「わざとやってるなー」
「俺が旦那でいいに決まってる。琉永を守れるのは俺だけだ」